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クラフトジン

【BEAR’S BOOK GIN(ベアーズブックジン)】熊本発 初回販売でも大人気のクラフトジン

さっとん
さっとん
こんにちは。ジンラバーさっとんです。

現在、日本ではジャパニーズクラフトジンブームが沸き起こり、毎月のように日本の各地から新しいジンが届けられています。

そんな中、初回販売にもかかわらずあっという間に完売した熊本県発のクラフトジン『BEAR’S BOOK GIN(ベアーズブックジン)』をご存じでしょうか?

普段は新発売のジンに対してなかなか腰が重い私(さっとん)ですが、発売2日目にポチり幸運にもゲットしましたので、今回の記事では、このジンのご紹介と味わったレポートを書いていきたいと思います。

BEAR’S BOOK GINを知ったきっかけ そして初回販売が2日で完売!!?

同じくジンラバーの嫁ですが、いつもの様に家でダラダラしながらジンのインスタグラム(ジンスタグラム)をチェックしていました。

嫁
なにこれ、ボトルめっちゃ可愛いやん!
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T’s CRAFT(@ts.craft_jp)がシェアした投稿

11/5のインスタの投稿ですが、発売は11/8とのこと。そして、良く行くジントニック専門店「Antonic」さんが11/8にインスタにもアップされてました。

嫁
なあ、買おうやー。使われてるボタニカルめっちゃうまそうやし。ボトルも可愛いしな。
さっとん
さっとん
まあ、そんな急ぐ必要ないと思うけど、買っておきますかー。

と言うことで、11/9の午前中にポチりました。が、その日の夜にTwitterを眺めていると、売り切れてもう買えなかったと投稿している人がいて驚き!アマゾンなどでは販売は無くオフィシャルページからしか購入できないので、再度見に行ってみたところ、確かに”SOLD OUT”の文字が…

さっとん
さっとん
早すぎない…..?
嫁
めっさ人気あるんやなー。かわいいもんなー。ほんまビビるで!

高橋酒造株式会社 『T’s CRAFT』

創業明治33年の熊本の老舗の焼酎蔵元「高橋酒造株式会社」によって、BEAR’S BOOK GINは製造されています。焼酎ファンの方には、本格米焼酎『白岳』『しろ』などが有名ですね。その蔵元が新たに立ち上げたクラフトジンのブランドが「T’s CRAFT」です。

『T’s CRAFT』とは
高橋酒造の次世代を担う若き蒸留家たちが立ち上げた、『T’s CRAFT』。
洗練された酒質のみを追い求めるクラフトマンとしての「こだわり」と飲み手の五感全体を刺激する「遊び」をコンセプトに、世界に誇れる酒造りを掲げる熊本発ブランドです。

BEAR’S BOOK GINオフィシャルページより

BEAR’S BOOK GINは、T’s CRAFTによる第一弾のクラフトジンですが、なんと、構想から販売まで4年の月日をかけたそうです!最初からもの凄くこだわり抜かれていますね。

「BEAR‘SBOOK」こだわりポイント

それは、飲む物語

「BEAR’S BOOK」、それは飲んだ者だけが語ることを許される一遍の物語。
熊本の恵みと職人たちの想いを蒸留した末に完成した、熊本県産のクラフトジンです。
その本には、世界に誇れるお酒を造ろうとする蒸留家たちの夢の足跡が描かれています。
まずはあなたの五感で、造り手のストーリーを堪能してください。

BEAR’S BOOK GINオフィシャルページより

コンセプトの言葉が「それは、飲む物語」です。作り手が長い年月をかけて遂に完成させたジン。そこに物語がすでにあるのはもちろんですが、飲み手側も、その物語を作っていく担い手になるということですね。

そしてラベルに描かれているのは、メガネをかけた熊が本を開いているデザインです。そのキュートさもさることながら、ラベルデザインもコンセプトと合っていて、相当に凝って作られていると感じました。

ちなみに、このジンが出来上がるまでの物語はT’s CRAFTさんのインスタの投稿にあげられていて今なお進行中です。気になる方はぜひインスタもチェックしてみてください!

製法

蒸溜担当の方は、本場イギリスやドイツの蒸溜所に訪れてジン製造の伝統に触れてから、研究に研究を重ねてこのジンをリリースされました。「世界に通用するジン」を目指されているとのことで、ドライでクリアな仕上がりになっています。

製法は2つの方法が採用されています。

・スティーピング方式(浸漬法)

ベースとなるアルコール(ベーススピリッツ)に、ジュニパーベリーとその他の風味付けのボタニカル(スパイス、ハーブ、フルーツなど)を漬け込んでその風味を抽出しています。漬け込むことによって、直にボタニカルの風味を抽出することが可能になります。

・ヴェイパー方式(蒸気抽出法)

『ボンベイサファイヤ』が代表的な例ですが、蒸溜した蒸気の通り道にボタニカルが入ったバスケットを置いて、そこを蒸気が通過することによって風味が抽出される「ヴェイパーインフュージョン」という方式を採る製法ですね。

この二つの風味抽出方を使うことによって、とてもクリアな味に仕上げられています。

ベーススピリッツ

個人的にはこれが一番の驚きポイントかも!

九州の焼酎の蔵元が作るクラフトジンと言えば、多くの銘柄で、ベーススピリッツに焼酎を使うというイメージを持っていました。それにより九州のお酒らしい焼酎の風味が強いジンが出来上がります。

しかし、このBEAR’S BOOK GINには、ベースは自前の焼酎を使わずにニュートラルスピリッツが使用されています。この点も、ジンがクリアに仕上がっていることにかなり関係していますね。

T’s CRAFTさんはジンの伝統に根差していて、世界で通用するようなジンを作ろうとしてました。その途中でうまくいかなく挫折することもあり、とあるバーのバーテンダーさんに相談した所、「焼酎にこだわる必要もない」と言われ、自前の焼酎を使ったジンという方向性を採らないという選択をしました。

ボタニカルとテイスティングノート

使われているボタニカルは下記の通りです。

ジュニパーベリー、生姜、山椒、お茶、ゆず、不知火、レモン、杉、椿、

まず香ってみると、森林浴をしているような森の香り。これは、杉米のもみ殻や米のもみ殻から来る香りですね。口に含むとドライな味わいで、ショウガの苦みがかったスパイシーさを感じられます。最後に鼻の奥に、お茶の良い香りが残りますね。

ところがジントニックにすると全然印象が変わりますね。ゆず、不知火、レモンと言った柑橘系の香りが開いて、山椒の主張も感じられます。

日本の素材の風味を持ちながら味はあくまでドライで、トニックウォーターを注いでも、その甘みや苦みとうまく調和した美味しいジントニックが出来上がります。

九州のジンは焼酎の風味がするジンが多く、ソーダ割やお湯割りにして楽しんでいた銘柄が多いので、九州からドライなジントニックが美味しいジンが現れたことにとても驚きました!(もちろん、両方それぞれの良さがあってどちらも美味しいです!)

そして、「米のもみ殻」という廃棄されるはずだった素材を再利用するという、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から見ても時代の先端を行っている作りになっていますね。

お財布に優しい!嬉しい価格帯。

私が購入を即決できたのも、その価格帯によることが大きいでしょう。

700mlの大容量で3,300円(税込)という、あまりにお財布に優しい価格!量販店に売られているメジャーブランドは別として、いわゆるクラフトジンの部類の中では安めの価格設定。

そのキュートなボトルデザインはインテリアにしても映えるし、試しに購入してみても損はしません。

発売後にすぐ売り切れてしまう様な人気の品です。現在、次回販売分の製造をしていますが、それがいつになるかはまだ発表されていません。インスタをチェックしていれば発表されるとは思いますが、T’s CRAFTさんのECサイトのページもチェックしてみて、気になる方は次回の販売分を是非購入してみてください!

最後に

ジンの本場・イギリスやヨーロッパの伝統を尊重しながら、日本の素材の風味もきちんと感じさせる熊本発の美味しいジン『BEAR’S BOOK GIN』。いかがでしたでしょうか。

本当に美味しいジンですので、見かけたらぜひお試しください!

では、今回もお読み頂きありがとうございました!

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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