さっとんブログ スパイスカレーとクラフトジン生活 
~最高のペアリングを求めて~
クラフトジン

これからクラフトジンを知りたい人のために お手頃価格で美味しいジン6選 (定番どころのボトルは除く)

こんにちは、ジン沼にハマってからもう少しで一年になるさっとんとその嫁です。

この記事をお読み頂いている読者の皆様は、多少なりともジンに興味のある方だと思いますが、これからクラフトジンについて色々知っていきたいと思った時に、何から調べたら良いのかわからないと思う時がないでしょうか?

ジンにハマってすぐのさっとん ↓

さっとん
さっとん
ジン。美味しいけど、奥が深すぎて全然わからん。

色々と勉強して、今でこそ少々の知識はついたのだけれども、最初の内は本当に泣きたくなるほど手探りでした。

 

ジンはもっと気軽に飲んでもいい

突然ですが、これからクラフトジンを色々知っていきたい方は、ジンにどんなイメージをお持ちでしょうか?

誰しもが最初は知識がない。さっとんは、ジンにハマる前は下記の様なイメージを持っていました。

  • 居酒屋のメニューの隅の方に「ジントニック」とあるのは見かけるけど。
  • バーに行った際に、バーテンダーさんの作るカクテルに使われている。
  • 最近、クラフトジンがブームらしい。
  • 最近、日本各地でも蒸留所が沢山出来てきて、ジンの種類が増えているらしい。
  • 良いものは値段が高い。

ジンというと、居酒屋にジントニックがあるな~とは思うものの、「ビールでいっかな~」となってしまったり。

また、バーに行くのが好きなお酒好きの人の深い世界で、敷居が高いというイメージでした。

ミックスしてカクテルに使われているので、バーテンダーさんのようなテクニックと知識がないと手を出してはいけない、というような。

そして、ジンは定番の数種類以外は、お店になかなか売られていない。

そんなぱっと見のレア感の強いジンですが、海外では気軽に飲まれているし、本当の意味でブームらしくガンガン飲まれているらしいです。

クラフトジンは値段が高い? - NO  安くても個性的で美味しいジンもある

正直なところ、クラフトジンは値段が高いと思いませんか?

世間でクラフトジンと呼ばれるジンは、1本4〜5000円ほど普通にするし、宅飲み用ににその値段を払うのはなかなか躊躇しますよね。

でも、ジンのおいしさに目覚めてしまったら、自宅で晩酌用に数本は購入したいものです。

わたくしさっとんは、有り金全部をジンをつぎ込み続けていたので、ジンの値段について頭の中がバグってしまっていました。

さっとん
さっとん
4000円か。手ごろな値段だね。

嫁(関西人)
嫁(関西人)
いや、高いやろ!

最近、そんな嫁とのやり取りにハッとして初心に帰ろうと思いましたので、今回は、私的「お手頃価格で美味しいジン5選(ド定番は除外しました)」を紹介していきます。

全てが、「なんでこんなに美味しいのに2000円くらいで買えちゃうの?!」というものばかりです。

一つでも気になるものがあったら是非お買い求めになってください。

下記の縛りを付けてチョイスしました。

  • 価格設定は2500円以下(インターネットと店頭販売価格で調べました)
  • しかし、ネット通販の場合の送料を足すと2500円は超えるものもあるので、その点はご容赦ください。お店に行って購入すれば全て2500円以下で買えます。
  • インターネットか酒屋で簡単に入手できる
  • ビーフィーター、ボンベイ・サファイヤ、タンカレーなどの定番は除外します。(定番についてはもっとすごい知識をお持ちの方々が既に書かれていますので)

初心者にもオススメ「お手頃価格で美味しいジン5選(ド定番は除外しました)」

日本固有の原材料が使われている JAPANESE CRAFT GIN 白兎

価格:1500円~1700円くらい

このジンは、値段が1500円付近ですがかなり個性的なジンですよ~。

ジンの国際的なコンテストで受賞したというニュースと、使われているボタニカル(スパイス、ハーブ、フルーツなどの原料)について、作られている松井酒造さんのサイトから引用させて頂きます。

1月15日に開催されたイギリスの国際的なコンテスト「World GIN Awards2020」にて、

マツイGIN「白兎-HAKUTO-」が、ロンドンドライジン部門で銅賞をいただきました。

https://matsuiwhisky.com/news/20200120/890/

鳥取県名産の「梨」を中心に、ジュニパーベリーをはじめ、コリアンダーシード、オレンジピール、ゆずピール、和山椒、玉露、サクラ、ブラックペッパーの9種類のボタニカルを使用しております。爽やかな柑橘の香りに梨の甘み、ブラックペッパーや和山椒のスパイシーな風味を感じることができる逸品です。

https://matsuiwhisky.com/whisky/spirits/

 

鳥取県の大山の麓にある倉吉蒸留所で作られており、大山の綺麗な水で作られています。

日本特有のボタニカルが使われていて、特に和山椒が特徴的ですね。

山椒のスパイシーさが効いていますが、飲み口はさっぱりしていて、他の国のジンでは絶対に出せない個性的な味です。

ちなみに、さっとん嫁は山椒の味が大好きですので、特に女性が飲んで好きになる味なのかもしれません。

嫁
山椒の味、めっちゃ好き

また、プレミアムバージョンの、「白兎プレミアムジン」がありますが、こちらも本当に美味しいです。

白兎プレミアムジンについては以前に記事を書いてますので、あわせてお読みいただけると嬉しいです。

 

柑橘風味が爆発 Master’s Dry gin マスターズ ドライジン

価格:1500円~1700円くらい

原産地はスペインで、スペインのジンらしく華やかさが凄いです。

スペインのジンは、地理的に地中海に面していることも関係あるのか、柑橘がメインに立てられている華やかなものが多いと思います。

このジンには、スペインのセビリア産のレモン、同じくセビリヤのオレンジ、そしてバレンシアのオレンジが使われています。

口に含んだ瞬間、その柑橘たちが爆発して口の中が華やかさで一杯になります。

洋食を食べる時に、一緒にジントニックなどにして飲んだらベストマッチです。

ちなみにさっとん家は、わたくしさっとんがハーバル系としっとり美味しい系、嫁がスパイシー系と柑橘系好きなので、このジンはまたもや嫁側の好みです。

嫁
柑橘系、めっちゃ好っきゃねん。

こちらのジンは、イオンとやまやさんの共同出資によるコルドンヴェールさんによって輸入されてますので、やまやさんに行って買えば1500円くらいで手に入れられます。

英国最古の蒸留所によって作られるジン  それでありながらコスパ最強 Greenall’s gin  グリノールズ ジン

価格:1200円~1300円くらい

コルドンヴェールさんつながりでもう一本。同じくやまやさんで売られています。

こちらのジンは、250年以上受け継がれているレシピで作られていて、作っている蒸留所は1761年に設立され、英国で最古のものとのことです。

正直なことを言うと「個性」は特に感じられないかなと。

逆にいうと、何かのボタニカルが突出していない、非常にバランスが高く仕上げられているジンだなという感想です。

国際的なスピリッツコンテストの受賞歴も凄くて、2011年から現在まで、通算16回、金銀銅賞を受賞しています

本当に実力は相当のもので、安心していつまでも飲み続けられるジンというのはこういうものを指すのだ、と納得してしまいました。

やまやさんに1200円台で売ってますので、これは相当オススメですね~。

さっとん
さっとん
コスパ、半端ね~

 

※こちらのジンはアマゾンや楽天では探しきれなかったので、dショッピングのやまやさんのショップサイトを貼っておきます。

https://shopping.dmkt-sp.jp/products/0055010296160321

超正統派ドライジン 受賞歴も多数 London Hill Dry gin ロンドンヒル ドライジン

価格:1800円~2000円くらい

こちらも正統派のドライジンで、しかもスコットランドの有名な酒造で作られています。

しかし、そのコスパのあまりにも高いのと、やはり日本での知名度がまだまだ低いかなと思い紹介させて頂きます。

With a bias of citrus tones that comes from the ribbons of citrus peels including lemon and sweet orange, London Hill Gin undergoes an individual maceration process that involves hours of mixing and infusing a number of botanicals. Ingredients include juniper berries from Italy and the Balkans, Bulgarian coriander, cassia bark from China, Madagascan cinnamon and liquorice from Italy.

https://www.ianmacleod.com/news/2012/get-taste-new-look-london-hill-gin-ian-macleod-distillers

このジンを作られているスコットランドのIan Macleod distillersのサイトから引用します。

ジュニパーベリーのほかに、レモン、オレンジの皮、シナモンやコリアンダーなどのスパイスがボタニカルとして使われています。

取り立てて変わった材料は使われていないのですが、本当に完成度が高い!

ジンのメイン、ジュニパーベリーがまず香ってきますが、他のボタニカルとの調和も素晴らしいので、正統派を極めた逸品ということですね。

国際的なスピリッツコンテストで何度も金賞に輝いてますので、その実力は全世界で認められています。

コスパ最強なので、このジンも「もっと有名でも全然おかしくないのにな~」と思う一本です。

さっとん
さっとん
派手さは無いけどしっとり飲めるわ~

 

ボタニカルはジュニパーベリーオンリー? Xoriguer gin  ショリゲル ジン

価格2400円~2500円くらい。

※大変申し訳ないです。。今日インターネットで調べたら2500円をちょっと超えているサイトばかりでした。ちょっと前は2400円台だったのに(泣)。2500円をほんのちょっと超えてますがご容赦ください。

世間でシンプルなジンの代名詞として語られているショリゲル。

こちらも、前述のマスターズジンと同じくスペイン発です。

地中海の青い海に浮かぶマヨルカ島はリゾート地として有名ですが、そのそばにあるメノルカ島という小さい島で作られています。

ショリゲルジンは、地元メノルカ島では、郷土のお酒として古くから愛されているそうです。

A blend of wine alcohol and water is boiled in the copper still, to produce a vapour. The wine alcohol used has no taste of grapes or wine.

出典:ショリゲルUKのサイト

ベースとなるお酒がワイン由来のものとのことですので、この点もまた普通のジンとは違う味わいを醸し出してます。

Xoriguer is made from distilled wine and features juniper (obviously) as well as a secret selection of herbs which only the Pons family (the folks behind Xoriguer) could tell you what’s included. It is briefly stored in casks before being bottled.

出典:master of maltのサイト

そして、使われているボタニカルは、ジュニパーベリーのみと言われています。

しかし、世界的に有名なインターネット酒販のサイト:マスターオブモルトのサイトによると、酒造のPons一家しか知らない秘密の材料(ハーブ)と記述があります。

ボタニカルは他にもあるとか無いとか言われていますが、何とも定かではないところなので、真実を知りたいところです。

実際のところ、ジュニパーベリーがもの凄く前面に押し出されているので、ジュニパーベリーの味や香りがどんなものか知りたい時はこのジンを味わうと分かります。

まず栓を開けて香りを嗅ぐと、強烈なジュニパーの香り。そして、味もジュニパーの味がガツンと来ます。

しかし、ベースがワイン由来なので他のジュニパーオンリーのジンとは味わいが異なり、また、蒸留後に多少樽熟成させるそうなので、深い味わいもあります。

地元の人に長年愛されている理由も理解来ます。

さっとん
さっとん
おおー、ジュニパーがつーん。

名前が読めない!ということはさておき、ジュニパーベリーを存分に楽しめる一本です。

クオリティー高すぎ 日本の誇り 桜尾ジン

価格:2000~2200円くらい

最後は、さっとんとその嫁がジン沼にハマるきっかけとなった桜尾ジンです。

去年の夏ですが、とあるジャパニーズクラフトジンに特化した和食おばんざい居酒屋で出会いました。

さっとん
さっとん
うっま!

嫁
うっま!

という出会いがあって、そこから2人してジン沼にハマり始めました。

全ての原材料ではないのですが、広島県産のボタニカルを使っているというこだわりもさることながら、ネーブルや夏みかん、柚子などの柑橘、シソやヒノキや緑茶といった、和を感じさせる素材ばかりです。

それでいて、ストレートからジントニックなど色々な飲み方ができる、本当にバランスの取れたジンです。

我が家では、余りに好きすぎて晩酌に登場する確率1位の一本ですね。

 

最後に

”さっとん的”お手頃価格のジン、いかがでしたでしょうか。

メジャーどころ(ビーフィーター、ボンベイ・サファイヤ、タンカレーなど)は除外しましたが、手軽なお値段で入手出来て、本当に美味しいと思うものばかり集めてみました。

伝統がある正当派から個性派まで、また、日本のクラフトジンも発展目覚ましいので、今回の6本は本当にオススメです。

メジャーどころのジンももちろん美味しいですが、他にも個性的なジンを試してみたいという方や、ジン初めの一本を迷っている方など、参考にしてもらえればとても嬉しいです。

さっとん
さっとん
ジンの世界は深くて楽しいですよ~

では、今回もお読み頂き有難うございました!

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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