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クラフトジン

【IWSC 2022】スピリッツ部門 ジャパニーズクラフトジン受賞作まとめ

さっとん
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こんにちは。ジンラバーさっとんです。

突然ですが、お酒好きであれば『IWSC』ってよく聞きますよね。お酒のキャッチコピーとして「IWSCで金賞を受賞」という説明が付いていたり、ボトルに “IWSC 2021” といったシールが貼っているのを見かけたりと、一度は聞いたことのある言葉だと思います。

しかし、メーカーさんがそれを前面に公表している場合以外は、全ての結果を知ることがないというのが現実ではないでしょうか。実際のところ、日本のメーカーさんが作っているお酒でも知らないだけでかなりの受賞作品があるみたいなんですよ~。

「このジンIWSC受賞しるんだ~。」と何となく思っていた私(さっとん)ですが、今年になって何だか結果が気になりましたので色々と調べて記事にしてみました。海外サイトがソースですので、もっと詳しい方だったり、「ここ間違ってるわ!」などありましたらご意見いただると幸いです。

IWSC International Wine & Spirit Competitionとは

引用:IWSC OFFICIAL PAGE

ワインを研究する科学者・Anton Masselという人物が、1969年に創立した「Club Oenologique」という、ワイン研究が目的の品評会がその土台となっています。後の1978年に現在の「 International Wine & Spirit Competition」に名称が変更となり、スピリッツ類(蒸留酒)も審査の対象になりました。

※「厳密に言ってウイスキーや焼酎はスピリッツではない」などのご意見はあると思いますが、IWSCにおいては全てスピリッツカテゴリー内での検索となり「蒸留酒」全般という捉え方なので、今回の記事では広義の意味としてご理解ください。

お酒産業の著名な方達が審査員となり、スピリッツカテゴリーであれあばその頂点に”Spirits Judging Committee(直訳すると蒸留酒審査委員会?)”が主導して、エントリーボトルたちに厳しい審査を下します。

50年以上も続く伝統のあり最も信頼のおける品評会として、世界中90か国からエントリーがある程の大規模なものです。日本からもかなりのメーカーさんがエントリーして受賞作品もかなり多いようですね。

品評会のカテゴリーと受賞メダルの種類

大きいカテゴリーとしてワインのカテゴリーがあり、スピリッツ部門はウイスキー /ラム / ジン /ウォッカ / テキーラや、焼酎などその国ならではローカルスピリッツまで、様々なカテゴリに分類されています。

その他にも、お酒業界に貢献したとされる人物や企業を表彰する「People Awards」「Business Awards」や、デザイン部門やノンアルドリンク部門、トニックウォーターなどの割り材を品評するカテゴリーまで、年々審査の範囲が広がってきているようです。

2022年度の審査においては、85人もの審査員が2週間にわたって、世界中90もの国から集まったエントリー作品をジャッジしました。

得票数が高い順番から、Gold Outstanding / Gold / Silver / Bronzeのメダルが与えられ、そのカテゴリーの中で最高得点を獲得したブランドが最終選考に残って再度審査されます。優勝者は「The IWSC’s Trophy」の名誉に輝き、その結果は3月28日に発表されます。

そしてジンラバーとしてはテンションが上がる点として、ウイスキーを含む全てのスピリッツが4000ボトルの総エントリー数となっていますが、ジンはその内の1200ボトルを占める最大のカテゴリーとのことです!

それではジン部門のみとなりますが、私達の国・日本が誇るジャパニーズジンの受賞作品を一挙公開していきます。

※Country : Japan / Category : Ginでフィルタリングして調べましたので、当てはまらなくてもれてしまっている銘柄があり得ますことをご了承ください。その場合はコメントにてご指摘頂けますと非常に助かります。

※日本で製造はされているけれど、現段階で海外流通のみジャパニーズジンに関しては除外させて頂いております。

※もしウイスキーなど他ジャンルの結果をお知りになりたい方は、IWSC : Spirits Resultのページに行き、Keyword (例えばwhisky)、country(例えばJapan)などと入力すれば結果が検索できます。

ジャパニーズクラフトジン受賞作まとめ

Bronze Medal

Bronze Medalに関しましては、スコアが表示されてませんでしたので、その点ご了承ください。

メーカー 銘柄 score
MCG Inc. クラフトジン・欅
The Ethical Spirits & Co. カカオ・エシーク
The Ethical Spirits & Co. Revive From Ninja Gin
メルシャン株式会社 八代不知火蔵 クラフトジン 和柑橘
株式会社 越後薬草 YASO Gin 100
株式会社 越後薬草 YASO Gin 150
株式会社喜多屋 喜多屋クラフトジン
株式会社京都蒸溜所 季の美 Kyoto Dry Gin
株式会社京都蒸溜所 季のTea Kyoto Dry Gin
若潮酒造株式会社 424 GIN
瑞穂酒造株式会社 Ori-Gin 1848 Gin
瑞穂酒造株式会社 Ori-Gin 1848 Strawberry Gin
西吉田酒造株式会社 Yoshida’s CRAFT GIN 荒濾過
本坊酒造株式会社 Japanese GIN 和美人

泡盛ベース、焼酎ベースなど、かなり様々な個性をもつジンが受賞されているように見受けられます。日本の原酒が世界的にも認められている流れを感じますね。

個人的に注目なのは、私(さっとん)の故郷の宮城県の『クラフトジン・欅』。2021年の香港IWSCで世界第一位に輝いた実力派!今回も見事入賞を果たしました。

そして越後薬草さんの『YASO』シリーズも強いですね。他部門でもアブサンがGOLD MEDAL受賞!YASO SPIRITSも二銘柄がBronzeを受賞されているということで、計5受賞の快挙です!

Silver Medal

メーカー 銘柄 受賞 score
松井酒造株式会社 マツイ GIN 白兎-HAKUTO- Silver 90
The Ethical Spirits & Co. Last Episode 1 Gin Silver 90
株式会社伊勢萬 クラフトジン伊勢神 Silver 90
日新酒類株式会社 AWA GIN CLEAR BOTTLE Silver 90
養命酒製造株式会社 クラフトジン香の森 Silver 90
Marussia Beverages 東経135度兵庫ドライジン Silver 91
養命酒製造株式会社 クラフトジン香の雫 Silver 91
The Ethical Spirits & Co. Coffee Éthique Silver 92
株式会社京都蒸溜所 季の美 勢 Kyoto Dry Gin Silver 92
小正醸造株式会社 KOMASA GIN 桜島小みかん Silver 92
瑞穂酒造株式会社 Ori-Gin 1848 Honey Blend Gin Silver 92
株式会社西山酒造場 クラフトジン『静 SIZ』 Silver 93

ジンだけで3銘柄の受賞をしていますが、その他の部門もあわせてトータル 4部門 / 11アイテムという記録をたたき出した、沖縄の泡盛の蔵元「瑞穂酒造」さんが驚異的ですね!

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また個人的に、Silver最高得点獲得で「六甲山サイレンスリゾート」さん企画によるクラフトジン『静 SIZ』がとても気になります。

出典:六甲山サイレンスリゾート オフィシャルページ

Gold Medal

メーカー 銘柄 score
株式会社マツザキ -棘玉- CRAFT GIN -TOGEDAMA- 96

そしてGold Medalは、さっとんとその嫁も激推しする埼玉県のジャパニーズジン『棘玉』。ニュースを見た時はテンション爆上がりました!

さっとん
さっとん
IWSCのニュース見た!?
嫁
あれやろ!棘玉ジンやろ!

以前、マツザキさんのジンの蒸溜所「武蔵野蒸溜所」にお邪魔したのですが、本当に素晴らしい理念を持って経営をされているので、今回の受賞は本当に嬉しいですね。棘玉ジンについて知りたい方は、ぜひ過去記事も読んで頂けると幸いです。

Gold Outstanding

そして細かい点数が表示されませんが、98 / 99 / 100点のいずれかを獲得した高得点の銘柄にのみ与えられる名誉高い”Gold Outstanding”。ジャパニーズジン部門では↓が受賞されました!

メーカー 銘柄 score
松井酒造合名会社 マツイジン白兎プレミアム 98以上
嫁
白兎すご!最近めっちゃ受賞しているイメージなんやけど。

そうなんです。世界的なジンのコンペティションである「World Gin Awards」において、2020年はGOLDを受賞。2022年はSILVERですが、IWSC 2022でBronzeを受賞した『マツイ GIN 白兎』もGOLDを受賞していて国際的にとても評価が高いんです!!

プレミアムジンの方には桜がボタニカルとして使われていて、ボトルも桜のデザインが美しいのでお花見に時期にもピッタリだと思います!

<div class=”concept-box1″><p>お花見の時期にぴったりなクラフトジン 桜を原材料として作られているジン4選</p></div>

最後に

いかがでしたでしょうか。

ジャパニーズジンと一口に言っても、焼酎ベースや泡盛ベースなど個性的なボトルが多く、そしてそれが海外の審査員たちの厳しい審査の中で高得点を勝ち取ったということが嬉しいですね!ジンの他にも焼酎の受賞作品もかなり多かったので、日本の蒸留酒が認められているのも誇らしく思います。気になるボトルがあったらぜひ試してみてください。

そして他カテゴリーのお酒の受賞銘柄を知りたければ、IWSC : Spirits Resultで調べてみるととても楽しめると思います。

では、今回の記事はこれにて終わりにします。ご参考になれば嬉しいです!

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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