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クラフトジン

安倍晴明ゆかりのクラフトジンが発売!?『KIKKA GIN 晴明』のご利益が物凄そう

さっとん
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こんにちは。ジンラバーさっとんです。

近年、お酒の業界でも注目度が高く、各地の蒸溜所から次々と新製品が発売されていて一大ブームが起きている「クラフトジン」。日本各地の生産者が様々な工夫を凝らして、地方の魅力を伝える様なジンを作り上げています。

その中でも、これはあまりに縁起が良すぎるのではないかというジンが発売されてましたのでご紹介させてください。

そのジンとは、2021年10月8日に発売された『KIKKA GIN 晴明』です。

『晴明』?まさか?

『晴明』という名前を見てピンときた方もいらっしゃるのではないかと思います。そうです安倍 晴明がその名前の由来です。

その名の由来から「地方のお土産屋さんがなんかあやかっているんじゃないの~」と疑ってしまいますが、そんなゆるい便乗などではなく、平安時代の陰陽師・安倍晴明がお祀りされている由緒正しき「安倍文殊院」から発売されています。めちゃくちゃ本物じゃないですか!!

そして、今年は安倍晴明の生誕1100年記念とのことで、この『KIKKA GIN 晴明』が製造・販売されました。

製造は、安倍文殊院と同じく奈良に居をかまえる「大和蒸溜所」さんの手によります。

「安倍文殊院」とは

奈良県桜井市に大化元年(645)に創建された安倍寺(崇敬寺)ですが、途中火事に見舞われ消失し、その後、寛文五年(1665)に現在の本堂(文殊堂)が再建されました。晴明がかつて天体観測をしていた場所として、安倍晴明像が秘像として奉られています。

現在でも、人々の信仰を集め多くの参拝客で賑わっています。

そして、個人的になにより驚いたのが「ホームーページのクオリティーの高さ」です。単に情報を開示しているだけのそっけない感は全くなく、デザインも凝ってらっしゃるし、オリジナルの製品の販売も多いです。

嫁
めっちゃデザインも綺麗だし、ECサイト充実しますやん!

らくがん、パン、そうめんや果実酒まで販売されていて、今回のジンは新たなラインアップの一つですね。

KIKKA GIN (橘花ジン)とは?

現在では、ほぼすべての都道府県においてクラフトジンが作られているというくらい、各地にジンの蒸溜所ができてきてますが、ほんの数年前までは日本で作られているジンのブランドは数少なく、「橘花ジン」は日本のジンでも草分け的存在と言えるでしょう。

300年の歴史を持つ日本酒の酒蔵で、評価が高い日本酒「風の森かぜのもり)」が有名な奈良県・油長酒造株式会社さん。そのジン製造部門である「大和蒸溜所」さんによって製造されています。

橘花ジンは、ジンの必須ボタニカルであるジュニパーベリーと、奈良名産の2種類のボタニカルである「大和橘」「大和当帰」が原材料として使われており、ジンファンの間でも相当な人気をほこるブランドです。

過去に、私(さっとん)と嫁で蒸留所見学に訪れた際の記事も書いてますので、宜しかったらご覧いただけると嬉しいです。

 

「安倍文殊院」と「大和蒸溜所」さんが強烈なタッグを組んだ。これは期待しかないでしょう!!

『KIKKA GIN 晴明』

安倍文殊院のホームページから引用させて頂きます。

KIKKA GIN 晴明【満月の日に限り蒸溜される特別なジン】

  • KIKKA GIN 晴明(700ml) 横11㎝×奥行11㎝×高さ20.5㎝

安倍文殊院を連想させる香りのクラフトジン(蒸溜酒)です。キッカジンを製造する奈良の大和蒸溜所の協力で完成しました。
満月の日に限り蒸溜される特別なジンです。
「晴明」は【大和橘】【大和当帰】【ジュニパーベリー】の三種類のボタニカルを使用したKIKKAGINに寺の境内で栽培した魔除けの植物としても知られる【赤紫蘇】と弘法大師が唐よりお茶の種子を持ち帰り、奈良・宇陀に植えてお茶の製法を伝えたことが起源とされている【大和茶の抹茶】の香りが加えられ、古都奈良のお寺を感じて頂けるものになりました。
ジントニック、炭酸水で割るジンソーダ、水割り、ストレートやオンザロックなど様々な飲み方でお楽しみ下さい。
中秋の名月の日に蒸溜し、召し上がる皆様の想いが叶うように祈願しています
安倍文殊院より祈りを込めて

出典:安倍文殊院公式ホームページより

使われている素材(ボタニカル)

橘花ジンのオリジナルの3種ボタニカル【大和橘】【大和当帰】【ジュニパーベリー】は有名ですが、それに加えて”和”の素材の【赤紫蘇】【大和茶の抹茶】が使われているとのことです。

ジュニパーベリーは中々日本で栽培されることが少ないのですが、その他の素材は全て奈良県に古くからあるものばかりで、まさにご当地の味を楽しむことができる ”クラフトジン” の楽しみ方として最高のシチュエーションですね!

ボトルデザイン

ボトルは、橘花ジンにおいても使用されている陶器仕様ガラス瓶になります。

そしてその上に、陰陽道において「魔除け」の意味を持つ「五芒星」がデザインされています。「安倍晴明判(あべのせいめいばん)」とも呼ばれ、万物が変化・循環するという意味の「五行」を象徴する印でもあります。

そして箱も高級感溢れる質感で、とても特別感の高いパッケージになっていますね。

生産の過程

なんと蒸留は「満月の日」にのみ行われ、さらにその日は「中秋の名月」になりますので、1年に1日のみの限定蒸留!そして、蒸留後は御祈祷もされるとのこと。

そんなありがたいジンですが、限定1000本の生産とのことで、まさに秘仏の様にご利益をもの凄く頂けるイメージです。

「クラフトジン」がブームになっている昨今、多様性はどんどん広がっていってますが、今まで、寺社仏閣が作られているご利益がありそうなジンは聞いたことがありません。

テイスティングノート

こ、これは….うまい!!

橘花ジンは元々最高に美味しいジャパニーズクラフトジンの一つですでが、そこに赤紫蘇と抹茶の風味が加わることによって、より日本らしさが強調されています。

【ジュニパーベリー】はもちろん、【大和橘】の柑橘、セリ科の【大和当帰】の心地よい苦みと風味、【赤紫蘇】の香り高さ、【大和茶の抹茶】のまろやかな口当たりのバランスが最高に調和が取れています!

日本古来の味を感じさせながら、それでもきちんと、近代的なジンに落とし込まれている。本当に絶品です。

最後に

古の昔から存在する由緒正しき寺院と、日本のクラフトジンブームの先駆け的存在の蒸溜所。奈良県の二つの大きな存在がタッグを組んで作った『KIKKA GIN 晴明』。

由緒正しき寺院にてご祈祷もされているお酒ですので、非常に縁起が良いです!

アマゾンや楽天などでは販売はしていなく、購入するためには安倍文殊院のホームページから。 気になる方、ご利益に授かりたい方は是非購入してみてください!

では、今回もお読み頂き有難うございました!

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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