今日もジンライフ楽しんでます。さっとんです。
前回のブログで書きましたAntonicさんに行った時に、同じようにクラフトジンを楽しめるというお店を数店教えていただきました。
ジンラバーのお店の皆さんは、同業のお店をお薦めしてしてくるので、とても気持ちの良い素敵な方達しかいません。
そのお店では、Antonicさんでも頂いた 7d のボトルの中で小さい魚を飼ってアクアリウムにしているとのことです。
このボトルですね。
確かに、水草のような色のボトルなので、アクアリウムとして映えるかも。
さて、そのお店の名前とは
Bar Hisaka (バー・ヒサカ)
早速行きたいと思い立ち、Antonicさんにお邪魔した翌週に出かけました。
場所はこちら。高田馬場が最寄り駅です。
Barだけど14時から開いているとのことでありがたいです。
心置きなく昼酒を楽しみたいので15時頃に到着。
可愛くてポップな外観です。
外壁にかざってある空き瓶も、あまり見たことのないものばかりでとても楽しみです。
入口の扉には、可愛い犬の絵がデザインされています。
マスターによると、マスターの生まれ故郷、岐阜県の日坂という場所の形からとったそうです。地図を反転してみると確かにそのように見えてきました。
さて、中に入りますと、カウンターにはジンがずらりと並べられていて、その多くが見たことのないものばかりです。
わたくしさっとんも、ジンの本は3冊ほど所有していて日々読んでいるので、割とぱっと見で、『あ、これはあのジンだ』とわかるようになってきましたが、それでも知らないボトルばかりです。
こんなに知らないボトルってあるものなの。。。と一瞬落ち込みましたが、それには訳があり、その謎は後から明らかになりました。
マスターはこの方。小倉さんです。
カメラのピントが手前のボトルにあっていたので、ご本人はちょっとぼやけ気味になってしまいました。本当にすいません。。。。
マスターはとても人柄が良く、話も面白いし、接客もとても素晴らしかったです☺
お持ちになっている、オシャレなバーになんともそぐわない一升瓶もクラフトジンです。
カウンター6席でこじんまりとしてますが、とても居心地の良い雰囲気です。
カウンターに所狭しとジンが置いてありジンに力が入ってますが、ウイスキーやその他のスピリッツもありますので、ジン以外にも色々とカクテルが楽しめます。
この日はジン目当てで来たので、ジンにフォーカスして、お酒はジンオンリーでオーダーしました。
では、さっそくジンを頼んでみました。
YASOジン(80ジン)
まずは、蒸留所の方もお店に来られたということで、マスターも作り手とお知り合いのYASOジン(80ジン)から。
こちら、わたくしさっとんが一番気になっていて、まだ試したことがなかったジン。
こちらの新潟の越後薬草さんという蒸留所、もともとはお酒を造っているわけではなく、薬草を発酵させた商品を作っていた会社がジンも作り始めたとう歴史があります。
普通のジンの蒸留所は、もともとが酒蔵だったりウイスキーの蒸留所だったりと、酒造りをしている方達がジンも手掛けたということが多いということを聞きます。
しかしこの80ジンは、ジンの個性が一番でるボタニカルのプロの手によって作られ、80種類の原料から作られるということでヤソジンと名付けられたということ。
否が応でも期待が高まります!
では、頂いてみます。
。。
うーんおいしい。
最初はスッと口の中に入ってきて甘みを感じますが、最後に鼻に抜ける薬草の香りもとても清々しいです。
すごく奥深い味で、舌の味わう場所によって印象がどんどん変わっていきます。
ずっと気になっていたので、今回飲めてよかったです。我が家にも購入決定しました!
さて、次からに飲んだ分は細かい説明は省かせて頂きますが、他のクラフトジンが飲めるバーと圧倒的に差別化が図られている、Bar Hisakaの特別な点。それは
日本の業者さんが扱ってない、個人輸入したジンが飲める!
いや~、英語サイトで説明文を読んだだけで、試飲したわけでもないものを取り寄せるということで、すごく勇気があるな~と思います。
どうりで、日本で出版された本にも載ってないような見たこともないボトルばっかりな訳です。
こちら↓のサイト:master of maltで購入できるそうです。気になる方はぜひ!
https://www.masterofmalt.com/
5種類の直輸入ジンを飲んでみました。
・Essentially amazing thank you gin (イギリス)
精神疾患の患者さんのための基金の為に作られたジンとのことです。
・Long tooth gin (イギリス)
嫁がタイガースファンということで、トラの模様に目がない、という理由だけでオーダーしました。
・Wild knapp gin (イギリス)
まだ地方の小さい蒸留所だそうです。夫婦で営んでいますが、旦那さんがある日突然、「ジン作りをするぞ」という言い出し、蒸留所を作ったとのこと。
・Seafarer’s gin (イギリス)
海辺の蒸留所でつくられた、珍しく海藻を原料としたジン。
・Retribution gin (イギリス)
ジャケが可愛いジン。青い部分が波になっていて、反対側のラベルの裏が船の絵になっているので、角度によって、波の上に漂う船という構図になります。
全てのジンが個性的な味を持っていました。
そして、全てのボトルの見た目が個性的で、それもジンの魅力です。
小さい規模から大きな規模まで、イギリスでは本当に多くの蒸留所があり、無数のジンが生み出されているんだな~ということを実感しました。
Wild knapp ginなんて、夫婦二人で蒸留所を営んでいて蒸留所の近くの野草を使って作られたということで、蒸留所にまつわるストーリーを紐解いていってもとても面白いです。
Bar Hisakaは食べ物もおいしい
フードメニューも充実してます。メニューの写真を撮るのわすれました。。。
わたしたちが食べたのは、ホットサンド。表面がカリカリになっていてとても美味しいです。
ポークジンジャーホットサンド
BCTC サンド (ベーコン・チーズ・トマト・キャベツ)
他にも、小倉マスターがつくる小倉サンドというメニューもあったので、とても気になります。次回は必ず頼みます。
ジン初心者でもおすすめ。日替わりジントニック
さて、ジンに話を戻します。
日替わりで一本のジンをピックアップしていて、超格安:600円で一杯が提供されてます。
わたしたちが訪れた日は、ジャパニーズジンの草分け”季の美”のジントニックでした。
600円は安すぎるでしょ!普通のBARに行ったら、1000円以上で販売されているイメージ。
季の美は我が家にあるので今回は飲みませんでしたが、そうではなかったら確実にオーダーしていたはずです。
ぜひ、飲んだことがないジンが本日のジンだったら試してみてください。おすすめ!
色々なジンをテイスティングしたい人はぜひ。ジン三種飲み比べ
三種飲み比べもあります。
ジンは作り手によってものすごく個性がですので、色々なジンを味わえるのにうってつけです。
この日は下記3種
・Black robin gin (ニュージーランド)
・Scapegrace black premium gin (ニュージーランド)
・Herno old tom gin(スウェーデン)
どれも美味しかったですが、まったく違うタイプの味をチョイスされているので、それぞれの個性を楽しめて素晴らしかったです。
ジャパニーズジンも色々楽しめます
前述しましたYASOジン、季の美もそうですが、ジャパニーズジンが豊富に置いてあります。
他にも、菊花ジン(奈良県)、アルケミエ(岐阜県)、ニッカ・カフェジン(宮城県)などいろいろ取り揃えてありました。
最初に書いたマスターが持っている一升瓶、こちらも日本酒っぽい見た目ですがジンです。
我が故郷:宮城県の欅ジンというジン。自分の県でもジンが作られていると思うと、郷土愛を感じて嬉しくなってしまいます。
この文章を読んでくれている皆様にも、故郷にジンの蒸留所があるはずです。
インターネットで ”~県 クラフトジン” と調べればヒットするはずです。ぜひ探してみてください。
ジンボトルを使ったアクアリウム
Antonicさんで教えてもらった、Bar Hisakaオリジナルの面白い試み、ジンボトルを使ったアクアリウム。
スペインで作られた、7回蒸留をしてつくられたことから “7d” と名付けられたジンのボトルですが、もともとのボトルの下半分が緑色なので、水草との相性もばっちり。
面白いな~。真似してみよ~。
おわりに
ということで、Bar Hisaka、とても楽しかったです!!
クラフトジン好きな方も、これからハマりそうな人も、ジンに興味が無いけどなんとなく気になる人も、ジンに限らずお酒好きな人にも、全ての人にお薦めしたいです。
ジンに興味がない人も、本日のジン:600円から試してもらってジンが好きになってもらえれば嬉しいし、クラフトジンに物凄く詳しい方でも、直輸入された珍しい見たこともないようなジンに出会えるはずです。
では、今回も読んで頂きありがとうございました!
また、素敵なお店やジンを見つけて紹介していこうと思います。
ではでは~