皆様、ジンと言えばどのようなイメージを持たれていますでしょうか?
ジンを知る前の私(さっとん)は、バーでゆったりと落ち着いて飲むような大人の飲み物というイメージをジンに対して持っていました。
今回は、あるアメリカのジンに焦点を当てて、そんなジンのイメージをぶち壊すようなふざけた映像を紹介したいと思います。
これを見ると、「ジンって、別にかっこつけなくていいんだな~」と心の底から思えてきます。
さて、私(さっとん)ですが、ジンに関する映像を見るのが好きで、国内外問わずにYoutube上で動画を漁りまくってます。
色々と見ているうちに、Youtubeのおオススメに出てきたCMがあまりに面白かったので続けて何本も見入ってしまいました。
そのジンとは、アメリカのジン:アビエイションジンです。
目次
アビエイション・アメリカン・ジンとは
歴史
アメリカのポートランド州オレゴン、House Spirits Distilleryによって作られ、2006年に発表されたジンです。
その名前の由来は、100年以上の歴史があるジンベースのカクテル『アビエイション』から採られたそうです。ちなみに、英単語の意味としては、Aviation = 飛行、航空です。
アビエイションジンのブランドは、2016年にDavos Brands, LLCに買収されましたが、その後、2018年に俳優のライアン・レイノルズが株式の多くを保有して、共同経営者となりました。
最終的に、2020年、タンカレーなどで有名な酒類業界の大手:ディアジオにブランドが買収されましたが、ライアンは今でもアビエイションジンの広告塔としてブランドに関わっています。
使われているボタニカル
公式サイトによると、使われているボタニカルは下記のとおりです。
It all starts with our precise blend of botanicals – cardamom, coriander, French lavender, anise seed, sarsaparilla, juniper, and two kinds of orange peel. The botanicals are suspended in a pure, neutral grain spirit for 18 hours in macerating tanks.
カルダモン、コリアンダー、フレンチラベンダー、アニスシード、サルサパリラ(サルトリイバラ 、南国に自生する植物だそうです。)、ジュニパーベリー、二種類のオレンジピール。
テイスティングノート
二種類のオレンジピールが使われているので、味は華やか。さらにラベンダーの持つ華々しさも感じられます。
華やかさのみではなく、薬効効果のあるサルサパリラや、甘い香りと独特の苦みを持つハーブ:アニスシードが使われているので、普通のドライジンとは違った味わいも感じられます。
トータルで見て、甘味 / 苦み/ 清涼感 / 華々しさのバランスがとても取れていて、ずっと飲んでいても飲み疲れない、完成度の高いジンに作られています。
俳優ライアン・レイノルズによるYoutube広告
ライアン・レイノルズはカナダ人の俳優で、ハリウッドに活躍の場所を移し、最近では、マーベルシリーズのスピンオフ映画『デッドプール』などでも脚光を浴びました。
スカーレット・ヨハンソンの元夫としても有名な人です。
俳優が本業の彼ですが、アビエイションジンの共同経営者になったり、アメリカの格安SIM会社のMint mobileの株を取得してオーナーになったりと、ビジネスにもかなり才覚がありそうです。
そして、彼自身のYoutubeチャンネルを持っており、そこでアビエイションジンのCMを作成してアップしてます。
とにかく、ライアンがネタに走っているCMばかりなので、本当に面白い!
CM内で語られる内容は本当に嘘ばっかり(笑)
しかし、製作費も結構かかってそうでしっかりと作られているので、ただの冗談ではなく印象に残るのCMばかりです。
計10作以上の広告があり、映像だけを見て楽しめる動画をピックアップしてみました。
では、ご覧ください!
Dedication
まずはこちらの Dedication = 献身という動画から。
動画の中でライアンは、アビエイションジンに惚れ込んでからというもの、二度とボトルは買わずに会社ごと買ったと語っています。
そして、会社の為にどこまで自分が貢献できるかということをこのCMで表現しています。
そして、彼の貢献とは “ガラスを吹いてボトルを作る” “それに手作業で彫刻をほどこす”ことでした。
アビエイションジンの全てのボトルは、ライアンがその様に作っているとのことです。
世界中に出荷されているアビエイションジンの全てのボトルを、一人でハンドクラフトって(笑)
それが、彼が会社に献身していることの証明だそうです。
The Process | Aviation Gin
次に、製造プロセスの過程を語っている動画です。
どうやったらアビエイションジンが美味しく出来上がるのか?その答えがこの動画で明かされます。
アビエイションジンを作る過程は
- 蒸留技術者達は朝4時に起きて4時間の瞑想をする。
- 電動キックスクーターで果樹園を下ってゆく。
- 柑橘類は、オーナーのライアン自らが霧吹きで水を吹きかける(なぜかライアンが髭モジャ)。
- ジュニパーなどのボタニカルは、全て技術者達によって手摘みで一個づつ刈り取られる。
- 強いジュニパーベリーの味を好まない人たちもいるので、ジュニパーベリーに謝りつつ、その後ジュニパーベリーを打ち付ける。
- キリスト教の一派:ユニタリアン教会によって、ボトルの一本一本が聖職に任命される。
- サラ・マクラクランのヒーリングミュジックを聞かせる。
だそうです。。。
凄く、丁寧に造り上げられてますね(笑)
Bottle Cap Challenge
一本のアビエイションジンが色々な場所に旅をして、最終的にライアンがボトルキャップチャレンジに挑戦するというものです。
回し蹴りでボトルを開けるというチャレンジ。いや、不可能でしょ。。。。
Ryan Reynolds & Richard Branson | Announcement
イギリスの航空会社:ヴァージンアトランティックの創設者、リチャード・ブランソンとのコラボです。
豪華!!
リチャードは、終始、ライアンの言っていることに対して「ちょっと待て」みたいな感じでたしなめてます。
というのも、ヴァージンアトランティックとアビイションジンが”Merger = 合併”するということをライアンが言い続けているからです。
そして、ROIやKPI、EPSなどのビジネス用語を列挙してくるのですが、”OMGWTS”って”Oh my god. What the Fuck”ですか。。。?
意識高い系アピールをしてますが、「ビジネスの専門用語にこだわるな。ありのままで。」とかリチャードにたしなめられているし。。
最後に、合併後の社名は”AviaVirgiNation = アビエイヴァージネーション”だそうです。。。
Truce
マーベルシリーズ『ウルヴァリン』の主役を務めているヒュー・ジャックマンとも親友で、彼とのコラボ作品も結構作っています。
ヒュー・ジャックマンも「Laughing man coffee」というコーヒーの会社を経営しています。
このコラボ動画は、お互いの会社のCMを作ってみようという企画内容ですね。
最初に、ライアンが作ったLaughing man coffeeのCMが流されますが、本当に素晴らしい出来で、数百万ドルの製作費をかけて作られているとのことです。
それを観たヒューが絶句。。。
自分が作ったAviation ginのCMは流さなくていいよ、みたいな雰囲気になっています。
それもそのはず、CMの中で、ヒューはライアンのことをピー音がかかる様に悪口を言っており、「ジンを飲んでみよう」と言ってテーブルにぶちまけたりしてます(笑)
それを観た後の、ライアンの悲しそうな顔が最高です!
Ryan Reynolds’ Vasectomy
ライアンがアビエイションジンを使って、父の日用のカクテルを作ります。
そのカクテル名は”Vasectomy = 去勢”。。。なんでやねん。。。
なんかもう、やたらこぼしたり、炭酸が爆発したり、ジンの量が多かったり、めちゃくちゃです(笑)
それでも、ずっとキメ顔でかっこつけてます。
「父性みたいにリフレッシングだ。」みたいなセリフも意味不明です。。。
最後に
いかがでしたでしょうか。
未だかつて、ジンのCMでここまでふざけたものがあり得たでしょうか?
ジンのCMは基本的にスタイリッシュなものが多いので、ここまで笑いに振り切ったものは無かったはずです。
今回動画が面白いと感じた方は、ぜひ、アビエイションジンのサイトやライアンのチャンネルから他の動画も観てみてください。
アビエイション・ジンが気になった方は、下記の商品リンクも覗いて頂けますと嬉しいです。
では、今回もご覧頂き有難うございました!