前回の記事では、ハーブにもスパイスにもなる優れもの【フェンネル】について解説しました。
また、他のスパイス&ハーブについても一覧から確認できますので、そちらもチェックしてもらえると嬉しいです。
今回は、その【フェンネル】がどんなジンに使われているのかまとめてみました。
※それぞれのジンに、他にも使われているボタニカルを記載してますが、調べられる範囲内で記載してますので、全てではないことをご了承ください。
※日本と海外のジンを紹介しますが、記事を書いている時点で日本で入手できるジンのみご紹介します。
目次
フェンネルがボタニカルとして使われているジン
Bobby’s Gin ボビーズ ジン
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原産国 | オランダ |
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42度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、コリアンダー、クローブ、クベバペッパー、シナモン、ローズヒップ、フェンネル、レモングラス |
蒸留所 | |
ウェブサイト | https://bobbysdrygin.com/?age-verified=02e6828f7a |
世界的にもジュネーバー蒸留で有名な地域・オランダのスキーダムで作られているジンです。
1950年台に、インドネシア生まれのJacobus Alfons (Bobby)がジュネーバーを作り始め、その時に作られたボトルを、孫のSebastiaanが2010年台に見つけたことからこのジン作りが始まりました。
インドネシアが始まりということもあり、使われているボタニカルはエスニックなものが多く、スパイシーで爽やかな味わいのジンです。
作り手にもそれぞれに物語があり、それに思いを馳せるのもジンの醍醐味ですね。
Citadelle Gin シタデルジン
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原産国 | フランス |
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44度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、アーモンド、アンジェリカ、カルダモン、カシア、シナモン、コリアンダー、クベバペッパー、クミン、フェンネル、ギニアショウガ、ジュニパー、レモン、ナツメグ、オレンジ、オリスルート、セイバリー、スターアニス、バイオレット |
蒸留所 | The Citadelle Distillery |
ウェブサイト | http://citadellegin.com/ |
フランスのコニャック作りの老舗、コニャック・フェラン社によって作られたジン。
ベーススピリッツにもこだわりがあり、カペット種と呼ばれる小麦を使用。
蒸留も3回行われ、デリケートな味わいのジンに作り上げられています。
Sabatini Gin サバティーニ ジン
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原産国 | イギリス(ボタニカルはイタリア産) |
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41.3度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、コリアンダー、菖蒲、フェンネル、セージ、タイム、オリーブの葉、レモンバーベナ、ラベンダー |
蒸留所 | Thames Distillers |
ウェブサイト | https://www.sabatinigin.com/en/ |
イタリア・トスカーナ地方のサバティーニ・ファミリーの会社:Teccognano S.r.l.によって作られているジンです。
トスカーナ地方の、自身の敷地内や近隣で育てられたボタニカルを使って作られていますが、蒸留作業はイギリスのThames Distillers にて行われています。
フェンネル、タイム、セージなど、地中海地方のハーブが贅沢に使われた、清涼感がありながら心地よい苦みがあるジンです。
Hinata Gin ヒナタ ジン
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原産国 | 日本 |
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47度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、日向夏(宮崎産)、ヘベス(宮崎産)、キンカン(宮崎産)、シナモン、カルダモン、コリアンダーシード、カモミール、レモンバーム、クローブ、スペアミント、山椒、ピーマン(宮崎産)、八角 |
蒸留所 | 京屋酒造 |
ウェブサイト | https://shop.kyo-ya.com/ |
創業から180年以上の歴史を持つ、宮崎県の老舗酒造・京屋酒造によって作られています。
地元・宮崎産の日向夏、ヘベス、キンカンといった柑橘系が前面に出ながら、フローラルやスパイス感もある、とても味に広がりのあるジンです。
Helsinki Dry Gin ヘルシンキ ドライ ジン
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原産国 | フィンランド |
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47度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、アンジェリカルート、オリスルート、コリアンダーシード、フェンネルシード、リンゴンベリー(コケモモ)、オレンジピール、レモンピール、バラの花びら |
蒸留所 | Helsinki Distilling Company |
ウェブサイト | https://hdco.fi/products/helsinki-dry-gin/ |
フィンランドならではのボタニカル・リンゴンベリー(コケモモ)が特徴的で、フィンランドの清らかな水をブレンドして作られた北欧のジンです。
スパイス、ハーブ、柑橘、バラの花びらのフローラル感が絶妙にブレンドされた、とてもバランス感が高くスッキリした味わいです。
Boe Superior Gin ボーエスーペリアー ジン
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原産国 | イギリス(スコットランド) |
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41.5度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、カシアバーク、コリアンダー、カルダモン、アンジェリカ、ジンジャー、アーモンド、オリスルート、リコリス、オレンジ、レモン、クベバベリー |
蒸留所 | Boë Distillery |
ウェブサイト | https://boegin.com/ |
1600年台、医薬としてジンを作り上げ、ジンの生みの親と言われているFranciscus Sylvius de la Boeからその名がとられているジンです。
カーターヘッドスティルという世界的にもレアな蒸留器を使って作られており、その製法として、蒸気の通り道にボタニカルが入ったバスケットを置いて、そこに蒸気を通して風味付けをするというヴェイパーインフュージョンという技法が使われています。
それによって、ボタニカルを熱し過ぎるということを防ぐことができ、ドライでクリアな味に仕上がっています。
最後に
今回は、フェンネルが使われているジンのまとめということで記事を書きました。
フェンネルは、ハーブとしてもスパイスとしても役立ち、その味わいはとても個性的なので、ジンのアクセントとしてはとても面白い素材です。
他のスパイス&ハーブにつきましても同様にまとめてますので、もしよろしかったら、下記一覧からお読み頂けると嬉しいです。
では、今回もお読み頂き有難うございました!