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スパイス&ハーブ解説 【カルダモン】ボタニカルに使われているクラフトジンまとめ

さっとん
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こんにちは。ジンラバーさっとんです。

前回の記事では、【カルダモン】について解説しました。

また、他のスパイス&ハーブについても一覧から確認できますので、そちらもチェックしてもらえると嬉しいです。

今回は、その【カルダモン】がどんなジンに使われているのかまとめてみました。

※それぞれのジンに、他にも使われているボタニカルを記載してますが、調べられる範囲内で記載してますので、全てではないことをご了承ください。

※日本と海外のジンを紹介しますが、記事を書いている時点で日本で入手できるジンのみご紹介します。

カルダモンが使われているクラフトジン

Opihr Gin オピアジン

 

 

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原産国 イギリス
  42.5度
使われているボタニカル ジュニパーベリー、カルダモン、コリアンダー、クベバペッパー、グレープフルーツピール、オレンジピール、アンジェリカルート、クミン、ジンジャー、ブラックペッパー
蒸留所 G&J Distillery
ウェブサイト https://opihr.com/

スパイスドジンの代名詞と言ったらオピアジン。

それぞれのボタニカルの原産国がバラバラで、全てを辿ると、古代のスパイス航路になるというこだわりのジン。

とても、スパイシーでカレーの様なジンです。

過去記事でも取り上げてますので、ご参考頂くと幸いです。

Bertha’s Revenge Gin バーサズリベンジ ジン

 

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原産国 アイルランド
  42%
使われているボタニカル ジュニパーベリー、コリアンダー、ビターオレンジ、スイートオレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム、リコリス、オリスルート、アンジェリカルート、シナモン、カルダモン、クローブ、クミン、アーモンド、エルダーフラワー、アレクサンダー、スイートウッド
蒸留所 BALLYVOLANE’S GIN DISTILLERS
ウェブサイト https://ballyvolanespirits.ie/

IRISH MILK GINと記載があるように、牛乳から乳脂肪分やカゼインなどを除いた乳清=ホエーから作られています。

味の特徴としましては、ホエーから作られているということでまろやかな味をイメージしますが、スパイスがふんだんに使われていることによりスパイシー寄りの味に仕上げられてます。

Lone Wolf Gin ローンウルフ ジン

 

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原産国 イギリス(スコットランド)
  40度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、グレープフルーツピール、レモンピール、ピンクペッパー、オリスルート、アンジェリカ、メース、カルダモン、レモングラス、カフィールライム、アーモンド、コリアンダー、ラベンダー

蒸留所 BrewDog distillery
ウェブサイト https://www.brewdog.com/uk/lonewolf-gin

世界中で最も成功したのではないかと思われるクラフトビールカンパニー・ブリュードッグ。Punk IPAやElvis Juiceなどのビールで有名ですね。

そんなBrewdogもクラフトジンをリリースしています。

スパイスがピリッと効きながらも、柑橘とのバランスもよく、アーモンドの風味も程よいアクセントになっています。

ラベルのイラストと相まって、ワイルドながらもすごく精密な味わいのジンで、めちゃくちゃ美味しいですよ。

Boe Superior Gin ボーエスーペリアー ジン

原産国 イギリス(スコットランド)
  41.5度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、カシアバーク、コリアンダー、カルダモン、アンジェリカ、ジンジャー、アーモンド、オリスルート、リコリス、オレンジ、レモン、クベバベリー

蒸留所 Boë Distillery
ウェブサイト https://boegin.com/

1600年台、医薬としてジンを作り上げ、ジンの生みの親と言われているFranciscus Sylvius de la Boeからその名がとられているジンです。

カーターヘッドスティルという世界的にもレアな蒸留器を使って作られており、その製法として、蒸気の通り道にボタニカルが入ったバスケットを置いて、そこに蒸気を通して風味付けをするというヴェイパーインフュージョンという技法が使われています。

それによって、ボタニカルを熱し過ぎるということを防ぐことができ、ドライでクリアな味に仕上がっています。

Drumshanbo Gunpowder Gin ドラムシャンボ ガンパウダー ジン

原産国 アイルランド
  43度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、メドウスイート、カルダモン、コリアンダーシード、アンジェリカルート、オリスルート、キャラウェイシード、スターアニス、ガンパウダーティー、レモン、グレープフルーツ、カフィールライム

蒸留所 The Shed Distillery
ウェブサイト https://drumshanbogunpowderirishgin.com/

アイルランドの小さい村:ドラムシャンボで作られているジンです。

ガンパウダーティーと呼ばれる、中国茶を使っていることから、その名前が付けられています。

柑橘を強く感じさせながらも、スパイスが程よいアクセントとなっており、お茶の香りが鼻に抜ける、こちらもかなり美味しいジンです。

その名前からか、公式ウェブサイトに入った瞬間に銃声が鳴る仕掛けがされていますので、いつもビクッとしてしまいます。

サイトを見てみたい方は、ビックリしない様にお気をつけて覗いてみてください。

Cotswolds Gin コッツウォルズ ジン

原産国 イギリス
  46度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、アンジェリカ、ベイローレル、ブラックペッパー、カルダモン、コリアンダー、グレープフルーツ、ラベンダー、ライム

蒸留所 Cotswolds Distillery
ウェブサイト https://www.cotswoldsdistillery.com/products/cotswolds-dry-gin

https://cotswoldsdistilleryjapan.com/

イギリスのロンドンから西に約100kmの位置にある田園地帯・コッツウォルズ特別自然美観地域(AONB)にて作られているジンです。

製法にもこだわりがあり、ボタニカルを蒸留した蒸留液にアルコール添加をせず、加水のみをすることによってよりピュアな味わいになるという「ワンショット蒸留」の製法を取られています。

ボタニカルに使われているラベンダーが特に特徴的で、近隣のラベンダーが咲く地帯のSnowshillにて手摘みされた花が使われています。

ドライながら味に華々しさがあり、ピンクグレープフルーツの柑橘も効いていて、世界的に評価が高いジンです。

Citadelle Gin シタデルジン

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原産国 フランス
  44度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、アーモンド、アンジェリカ、カルダモン、カシア、シナモン、コリアンダー、クベバペッパー、クミン、フェンネル、ギニアショウガ、ジュニパー、レモン、ナツメグ、オレンジ、オリスルート、セイバリー、スターアニス、バイオレット

蒸留所 The Citadelle Distillery
ウェブサイト http://citadellegin.com/

フランスのコニャック作りの老舗、コニャック・フェラン社によって作られたジン。

ベーススピリッツにもこだわりがあり、カペット種と呼ばれる小麦を使用。

蒸留も3回行われ、デリケートな味わいのジンに作り上げられています。

Le Gin Christian Drouin ル・ジン クリスチャン・ドルーアン

原産国 フランス
  42度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、ジンジャー、バニラ、レモン、カルダモン、シナモン、アーモンド、ローズ

蒸留所 The Christian Drouin distillery
ウェブサイト http://www.le-gin-drouin.com/en/drouin-a-tradition-of-quality

リンゴから作る醸造酒がシードルと呼ばれますが、シードルを蒸留するとアップルブランデーと呼ばれるお酒になります。

そしてその中でも、ノルマンディー地方のリンゴだけを使っていて、さらに他にも厳しい条件がその製造条件となるお酒だけが「カルヴァドス」と名乗ることができます。

このル・ジンは、カルヴァドス『クール・ド・リヨン』を製造する老舗、クリスチャン・ドルーアン社によって作られているクラフトジンです。

なんと、ベーススピリッツ自体に30種類ものリンゴが使用されており、そこに8種類のボタニカルから抽出されたエキスが加えられています。

その味わいは、リンゴ由来ですが甘すぎず、心地よい甘みと柑橘フローラル感が完ぺきにバランスがとれており、極上の仕上がりとなっています。

Aviation Gin アビエイション・ジン

 

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原産国 アメリカ
  42度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、カルダモン、コリアンダー、ラベンダー、アニスシード、サルサパリラ、二種類のオレンジピール

蒸留所

House Spirits Distillery

ウェブサイト https://www.aviationgin.com/

ジンの新しいジャンル「アメリカン・ドライ・ジン」という括りで、最初に発売されたのは2006年ですが、2016年にはアビエイションジンのブランドは他社に売却されました。

その後、2018年にハリウッドスターであるライアン・レイノルズがアビエイションジンに惚れ込み、その株式を購入して共同経営者になりました。

現在では、さらにタンカレージンなどで有名なディアジオ社にされましたが、ライアンは広告塔として、アビエイションジンを宣伝するYoutubeのCMを作り続けています。

熱帯アメリカ原産の珍しいハーブ「サルサパリラ」がボタニカルとして使われていて、ドライでありながらほのかな甘みと柑橘が香ってくるジンです。

Youtube CMが非常に面白く、CMを集めたまとめ記事も書いてますので、もしよろしければ覗いてみてください。

ハリウッドスターによるAVIATION GIN(アビエイション・ジン)の You tube CMが最高に面白いのでまとめてみた。

Kyrö Gin キュロ ジン

 

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原産国 フィンランド
  46.3度
使われているボタニカル ジュニパーベリー、コリアンダー、メドウスイート、シーバックソーン、クランベリー、白樺の葉、アンジェリカルート、カルダモン、シナモン、エルダーフラワー、リコリス、オリス、レモンピール、ピンクハイビスカス、キャラウェイ、ディル
蒸留所 Kyrö Distillery
ウェブサイト https://kyrodistillery.com/distillery/

フィンランドの若者5人によって設立された蒸留所で、サウナの中でそのジン作りの情熱を話し合ったという、いかにもフィンランドらしいストーリーがあります。

フィンランドの国民食であるライ麦パン、その素材のライ麦をベースにスピリッツが作られています。

そこに、メドウスイートやエルダーフラワーなどのハーブ、シーバックソーンやクランベリーなどのベリー系、柑橘、スパイスなどのボタニカルのエキスが抽出されていて、全ての要素がバランスよく組み立てられた、とてもクオリティーの高いジンです。

全てにおいてフィンランドならではというストーリーがあり、世界的なコンペでも数々の受賞歴がある唯一無二のジンです。

Aria Portland Dry Gin アリア ポートランド ドライジン

 

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原産国 アメリカ
  45度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、オレンジピール、レモンピール、カシアバーク、カルダモン、グレインズオブパラダイス、オリスルート、クベブベリー

蒸留所 Martin Ryan Distilling Co
ウェブサイト https://www.ariagin.com/#about

アメリカのオレゴン州、ポートランドにて作られているアメリカンジン。世界中から集められた10種類のボタニカルと、地元ポートランド・ブルランの清流の水を使って作られています。

17年もの経験を持つベテランバーテンダー、ライアン・ツァンキー氏によって創設されましたが、彼は、バーテンダーがカクテルを作る為のジンとしてこのジンを作ったという経緯があります。

とてもクリアで洗練された味わいを持っており、数々の品評会で受賞歴を持つ世界中で愛されているジンです。

最後に

今回は、カルダモンが使われているジンのまとめということで記事を書きました。

スパイスの女王ということもあり、かなりの種類のジンで使われているボタニカルですが、今回はそのなかの数種類を挙げさせて頂きました。

他のスパイス&ハーブにつきましても同様にまとめてますので、もしよろしかったら、下記一覧からお読み頂けると嬉しいです。

では、今回もお読み頂き有難うございました!

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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