さっとんブログ スパイスカレーとクラフトジン生活 
~最高のペアリングを求めて~
クラフトジン

お花見の時期にぴったりなクラフトジン 桜を原材料として作られているジン4選

お花見の季節がやってきました。

クラフトジンには桜を原材料としているものもいくつかありますので、今回は個人的に好きな4ボトルを紹介させて頂きたいと思います。

こんにちは、ジンラバーさっとんです。

今年はコロナ下で大っぴらにお花見はできないものの、大人数で集まらずにそれぞれの家の近くなどで個人で楽しむ分には良いでしょう.

ということでお花見の時期にピッタリの桜がボタニカル(原材料:スパイス、ハーブ、フルーツ、お花など)として使われているジンを集めてみました。

その四本はこちらです。

① ROKU GIN  六ジン

② HAKUTO PREMIUM GIN  白兎  プレミアムジン

③ JINZU GIN  ジンズウジン

④ HANAMI GIN  ハナミジン

ROKU GIN  六ジン

恐らく、日本のクラフトジンの中で一番有名ではないでしょうか。

大手のサントリーさんが作られていて、サントリーさんは他にも手ごろが価格の “翆ジン” なども手がけています。

翆ジンは居酒屋でも最近よく見かけるようになり、翆ジンソーダとして大々的にフィーチャーされています。

六ジンはワンランク上のプレミアムバージョンで、お酒にこだわりのある飲食店では見かけることも多々あります。

世界的にも有名で、色々な国で飲まれています。

ボトルも秀逸で、六角形の美しいフォルム、ボタニカルが刻まれたデザインも本当に綺麗で、手に取って見てみるとうっとりするくらいです。

 

六ジンのボタニカル

ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、アンジェリカシード、カルダモンシード、シナモン、ビターオレンジピール、レモンピール

世界的によく使われているボタニカルとして、上記のトラディショナルなボタニカルが使われていますが、日本ならでは下記の六種のボタニカルが由来となって “六”ジンと命名されてます。

しかもその六種類が、日本の四季折々の素材を生かしているということで、日本人ならではの繊細さを感じることができます。

春:桜花、桜葉

夏:煎茶、玉露

秋:山椒

冬:柚子

華やかな味わいながら、鼻に抜ける香りとしてお茶が感じられ、相当に繊細なバランスの取れためちゃくちゃにクオリティーの高い味で。

ボトル下部のボタニカルも綺麗ですね。

 

HAKUTO PREMIUM GIN  白兎  プレミアムジン

鳥取県は大山の麓の町倉吉にて、ウイスキーメーカーの名門:松井酒造によって作られているプレミアムジンです。

わたくし、ウイスキーを少々かじった程度で松井酒造さんを存じてなく不肖なのですが、ウイスキーやブランデー梅酒などで世界的な賞をいくつも取られている蒸留所です。

そんな、クオリティーの高いモノづくりができる会社がジンづくりにも力を入れているということで、めちゃくちゃ嬉しい発見でした。

そして、このジンもご多聞に漏れず賞を取ってます。

世界的に有名なジンのコンペティション:World Gin Awardsにて日本のジン部門で金賞を取られています。素晴らしいですね!

ウイスキー業界で最も権威のある品評会WWAのジン部門として「World Gin Awards 2020」(WGA)の最終ラウンドが2月27日にロンドンで発表されました。 WGAコンテンポラリースタイルジン部門にて、マツイウイスキー(松井酒造合名会社)のジャパニーズクラフトジン「白兎-HAKUTO-プレミアムジン」が金賞を受賞いたしました。

出典:松井酒造さんのオフィシャルブログ

ちなみに、今年のWorld Gin Awardsで賞を取られた、エシカルスピリッツさんのLAST GINにつきましても記事を書いておりますので、併せてお読み頂ければ嬉しいです。

World Gin Awards受賞のクラフトジン エシカルスピリッツ LAST GIN が家に届きました!

白兎  プレミアムジンのボタニカル

引用させてもらいます。

鳥取県名産の「梨」を中心に、ジュニパーベリーをはじめ、コリアンダーシード、オレンジピール、ゆずピール、和山椒、玉露、サクラ、ブラックペッパーなど14種類のボタニカルを使用しております。爽やかな柑橘の香りに梨の甘み、ブラックペッパーや和山椒のスパイシーな風味を感じることができる逸品です。

出典:松井酒造さんのオフィシャルブログ

白兎  プレミアムジンを知ったきっかけですが、個人的な好きなフルーツの上位が”梨”ということからした。

クラフトジンには色々なフルーツが使われてますが、梨はなかなか使われてないな~と思いましてインターネットで検索をかけてみました。

そうした所、検索にヒットしたという感じです。

梨ということで、一口口に含んだ瞬間はフルーティーさをあまり感じないな~と思いましたが、味わうにつれて山椒のスパイシーさと共に、柑橘系とはまた違ったフルーティーさが口の中に広がっていきました。

本当に美味しいので、じっくり大事に飲み進めたい一本ですね。

 

JINZU GIN  ジンズウジン

ジンズウと聞いて何を思い浮かべますでしょうか。

富山県など北陸の方にはお馴染、神通川がその名の由来です。

しかしながら、このジンは日本のジンではなく、英国スコットランドで作られているものなんです。

英国人の女性バーテンダー:Dee Daviesという方が、若かりし頃に訪れた日本に大きな感銘を受けて、日本由来のボタニカルを使ったジン作りを試みて、完成させたのがジンズウジンです。

ジンズウジンのoffical siteがどうしても見つけられませんでしたが、Dee Daviesさんのインスタは見つけられましたので貼っておきます。

もともとは、Diageo Show Your Spirit competitionという国際的なバーテンダーコンペティションの為にこのジンが開発されましたが、そのコンペティションにおいて賞も取られています。

その後は、スコットランドのDiageo’s Cameronbridge Distillery でこのジンは作られましたが、初期~2015年の間の蒸留については、タンカレーの蒸留技術者のTom Nicholさんによって手掛けられたそうです。

ボトルもシンプルながら美しいです。

表面には、傘をさした鳥(なんの鳥か分かる方がいたら教えてください)と桜。

裏面には、その鳥がいたと思われる扉の開いた鳥かご。

キャップも木製で鳥の絵がプリントしてあって、繊細でこだわりの一本です!

ジンズウジンのボタニカル

以下、gin foudryの記事から引用させて頂きます。

Deeさんの写真もありましたので、一緒に張っておきます。

 

To make the gin, juniper, coriander and angelica are added to a neutral grain spirit in a traditional copper pot still. They are allowed to macerate for a short while before the cherry blossom and yuzu are added. There is no set amount of time for each run, rather the distillers will decide when to cut based on their knowledge of distillates, but it can take anywhere between two to two and a half hours.

The gin comes off the still at around 82%, and the Junmai sake – which is also made onsite – comes off at 60%. The two are blended and then watered down with demineralised Scottish water to bottling strength: 41.3%. Each distillation produces enough spirit to create around 16,000 70cl bottles.

https://www.ginfoundry.com/gin/jinzu-gin/

ここに書いてあるのがすべてのボタニカルではなさそうですが、とりあえず判明している分だけ。

ジュニパーベリーは当然ですが、コリアンダー、アンジェリカなどは他のジンにもよくつかわれているお馴染みのボタニカルです。

そして、その後に桜と柚子が加えられているようです。

最後に、蒸留器から外に出された後に純米酒を加えているとのことですので、かなり日本由来の材料が入っていますね。

Deeさん曰く、ジントニックにのせるフルーツ(ガーニッシュ)として、青りんごがオススメとのことです。

一口口に含むと、最初は海外のジンの様な華やかさが弾けるのですが、後味に日本酒と思われるじんわりした余韻が残ります。

本当に完成度が高いので、ぜひ皆さんに飲んで頂きたい一本です。

HANAMI GIN  ハナミジン

もうド直球のネーミングですが、花見のお供に最高です。

オランダのP. Melchers 蒸留所によって作られているジン。

この蒸留所は、1837年に創業されたかなり歴史の古い蒸留所で、他にもウイスキー、ウォッカ、ブランデー、ラムなど色々な種類のスピリッツを作っています。

オフィシャルホームページを覗くと”Zen” “Samurai” “Shogun”などの文字が躍っているので、かなり日本好きな方が作られているのかなと思います。

Following a tradition dating back to their 8th century imperial court, every Spring, millions of Japanese people celebrate the annual falling of the cherry blossom during the festival of Hanami. It is a celebration of re-birth and renewal, and moreover the cherry blossom was once the most revered of the symbols of the samurai way of life.

The falling blossoms symbolise the exquisite serenity of a simple & joyful life.

From its origins in the ume groves of the Chinese imperial court, through the lavish parties given by successive Japanese Shoguns, Hanami has today a worldwide celebration of life.

出典:HANAMI GIN オフィシャルホームページ

“The falling blossoms symbolise the exquisite serenity of a simple & joyful life.”

“桜の花が舞い散るさまが、シンプルで喜びのある人生の雅な静けさを象徴している”ということですが、うなづけるような気がします。

ボトルデザインは、桜が咲いているさまがをそのまま描いてありますが、そのシンプルさが日本人てきな感覚をよく表していると感じました。

ハナミジンのボタニカル

公式ページにも配合されているボタニカルの記載がなく、とても情報が少ないジンです。

ジュニパーベリーはもちろんですが、桜の花とハーブとしか記載がありません。

お酒の評価サイトもいくつか見たのですが、コリアンダー、アンジェリカルート、ビターオレンジなどが入っていると書いてあるページがありました。

スパイシーさもありオレンジが最後に香るので、確かにそうだな~と思いました。

味自体はメチャクチャに美味しいです。

ちょっと甘みがあるので、トニックとソーダの半々で割るくらいがいいかなと思いました。

もっと情報が欲しいのですが、色々とミステリアスな感じがして、それもそれで面白いですね!

最後に

今回は、花見の季節ということで、桜がボタニカルとして使われているクラフトジンを紹介させて頂きました。

他にも桜は使われているジンはあるのですが、実際に我が家で購入して味わったことのあるものだけをピックアップしてます。

他にも、花見の時期にぴったりのジンがあるよということをご存じのお方は、お問い合わせフォームからメッセージを頂けると嬉しいです。

ジンというお酒は、原材料は何でもありという自由さがあり、季節ごとにテーマを決めてこの一本を決めるということもできます。

本当に自由度が高く、色々な楽しみ方ができるということがジンの醍醐味です!

 

ではでは、コロナ禍ですので、密にならない程度に個人個人で花見を楽しんでいきましょう。

 

本日も最後までお読み頂き有難うございました!

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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