さっとんブログ スパイスカレーとクラフトジン生活 
~最高のペアリングを求めて~
クラフトジン

World Gin Awards受賞のクラフトジン エシカルスピリッツ LAST GIN が家に届きました!

最近、世界中で話題になっているワード “サステナブル (持続可能) ” という言葉を皆様ご存じでしょうか?

こんにちわ、ジンラバーさっとんです。

クラフトジンの作り手にもサステナブルを体現している蒸留所があり、それが日本、それも東京に存在しています。

その名も “ETHICAL SPIRITS (エシカルスピリッツ)” という会社です。

”サステナブル 持続可能”という概念とは

めちゃくちゃざっくりとした説明ですが。

今までの世界は、石油などの化石燃料に頼り大量生産→廃棄を繰り返してきましたが、地球温暖化などの環境問題が深刻になってきており、このままの流れで進むと地球が持続しないということから、いかに環境問題やエネルギー問題に対応しつつ社会発展できるかという流れにシフトするかという、全世界で潮流が起きている流れです。

色々な分野で持続可能という概念はありますが、フードロスを少なくするという分野でそれを目指すという流れもあります。

 

ETHICAL SPIRITS (エシカルスピリッツ)とは

2020年、代表取締役 醸造責任者の山口歩夢さんによって作られたクラフトジンメーカーで、まだ設立されてとても新しい会社です。

“ETHICAL” という英単語は “倫理的な” という意味です。

代表の山口さんがとても素晴らしい哲学の持ち主なので、下記を引用させて頂きました。

日本中の蔵元さんのほとんどが酒粕という価値のあるものを、産業廃棄物としてお金を出して捨てていたり、賞味期限が過ぎたビールを捨てなければならなくなったり…。そうした物を活用して、人々を納得させられる美味しさの物を作って売り、売り上げの一部を還元するというのが、エシカル・スピリッツのコンセプトです。

出典:未来酒店YOKOHAMAさんのインタビュー記事

廃棄になるような酒粕やビールを使ってクラフトジンとして蘇えらせるという、まさに再生をテーマとした持続可能な世界の創造。

山口さんは、東京農業大学醸造科卒ということで、ご自身の学んだことを生かしてより良い世界を作り上げようとしている素晴らしいお方だなと思いました。

まだお会いしたことはありませんが、いずれ蒸留所見学などできるようになったら、行ってお会いしたいです。

ETHICAL SPIRITSさんを知ったきっかけは

実は個人的に前々から気になっていた存在でした。

「東京にも蒸留所があるらしいよ」ということを嫁と話していたのですが、それが浅草からほど近い “蔵前” にあるということでいつか行ってみたいと思ってました。

レストランがオープン予定のようですが、開店したら必ず行ってみたいお店です。

実際に飲んだのは、小岩にあるBAR : Bar Soutsuさんに行ったことがきっかけでした。

このお店は本当にすごい!

400本のジンのボトルを所蔵しているということで、ジンラバーは絶対行くべきお店の一つだと思います。

そのBARのオーナーさんから、お試しということでソーダ割を頂きました。

粕取り焼酎がベースということで、海外のジンにはない味わい。

すっきりしていて、それでいて華やかに香ってくるシトラスと酒かすの味わい。

めちゃくちゃに美味しかったんです!

そこから気になるのが止められなく、最近ようやく “LAST GIN” を購入しました。

LAST GIN とは

エシカルスピリッツさんのオフィシャルのページから引用させて頂きます。

“LAST”という単語には、「最後」と「続く」という一見矛盾する2つの意味がある。

―酒を絞った「最後」に得られる酒粕に、終わらず「続く」新たないのちを与える。

そんな物語を名に冠したLASTは、精製後にその多くが廃棄されるのみだった酒粕をリユースすることで、その価値が余すとこなく循環する蒸留プラットフォームを体現する。

これはエシカル・スピリッツの理念が形になった、革新的なクラフトジン。

出典:エシカルスピリッツさんのホームページ

“LAST”という単語は主に二つの意味があり、よく使われるのが形容詞の “最後の” という意味で、動詞として使われると “続く” という意味になります。

全然逆の意味に感じられるのですが、不思議ですよね。

さっそく届いたので開封しました

実は、数日前に届いていましたが、記事を書く余裕がなく今更ながらのアップになってしまったので、こちらのギフトセットは今はもう販売していませんが。。。旬を過ぎていて申し訳ありません。

LAST ホワイトデーギフトセット

嫁も趣味を同じくしてジン好きなのですが、プレゼントとして買っても、シェアできるというありがたさがあり、こういう時はかなりいいですね。

 

中身は下記の2本で、3300円(税込み)でした。

LAST EPISODE 0 -MODEST- 2nd batch 200ml

LAST EPISODE 0 -ELEGANT- 2nd batch 200ml

個人的に常々思っていたこととして、ジンは500mlか700mlのボトルが多く、常に飲みきれないまま中身がいっぱい余ってます。

LAST GINの様に200mlでちょうどいい容量で安く手に入れられるのはありがたいです。

ボトルは、シンプルながら洗練されているデザイン。

キャップのところにシールが貼ってあるのも美しくていいですね。

LAST EPISODE 0 -MODEST

それぞれ一本づつ詳細を説明していきたいと思います。

まずは、MODESTという製品から。

またまた公式ページから引用させて頂きます。

 

鳥取県に構える酒蔵<千代むすび酒造>が蒸留した、ボタニカルの香りがしっかりのった、濃い味のジンです。粕取り焼酎由来のフレッシュで爽やかな香りと、ロンドンドライジンスタイルのしっかりとした味わいが特徴となっています。

おすすめの飲み方はソーダ割やトニック割。
食前酒や1杯目としてお楽しみください。

エシカルジンの飲み方ガイドはこちらから

種類:スピリッツ
原材料 : 粕取り焼酎(鳥取県)、ジュニパーベリー、生姜、コリアンダーシード、レモン、アンジェリカ、シナモン
アルコール分 : 43%

出典:ETHICAL SPIRITSさんの公式ページ

ETHICAL SPIRITSさんの他の商品でカカオ味などもありますので、いまのところベーシックな製品ですね。

確かに酒かすの香りが強く、海外のジンではあり得ない味わい。

しかし、レモンが入っているのでフルーティーさもありつつ、スパイスの香りもしっかり効いている。

いやー美味しいですねー。

トニック割にして飲みました。ジントニックがかなり華やかになってとてもいいですね。

酒かすも相当好きなので非常に美味しく頂きました。

 

LAST EPISODE 0 -ELEGANT

また引用させて頂きました。引用ばっかりですいません。。

日本酒造りの過程で廃棄されてきた酒粕をリユースし、クラフトジンやウィスキーを生産するプロジェクトの第二弾となる商品。

長野県の名酒蔵<真澄>の酒粕をベースに、鳥取県に構える酒蔵<千代むすび酒造>が蒸留した、ボタニカルの香りを豊かに感じられるジンです。酒粕由来のフレッシュで爽やかな香りに、複数のボタニカルの組み合わせが織りなす、複雑で華やかな香りのフレーバードジンスタイルに仕上げました。エッセンシャルオイル成分を多く含むため、ソーダやトニックウォーターで割ると淡く色づくのが特徴です。

受賞歴

  • ウイスキー業界で最も権威のある品評会WWAのジン部門「World Gin Awards 2021」(WGA)にて、国別カテゴリーで最も優れている商品に贈られる最高賞「Country Winner」を受賞
  • 世界で最も権威ある品評会のひとつとして知られる「The Gin Masters 2020」において銀賞を受賞

おすすめの飲み方

ソーダ割。
一日の疲れを癒す1杯としてぜひお楽しみください。
このジンにぴったりなソーダはこちら

エシカルジンの飲み方ガイドはこちらから

製品スペック

種類:スピリッツ
原材料:粕取り焼酎(長野県)、ジュニパーベリー、ハイビスカスティー(ローゼル)、ピンクペッパー、コリアンダーシード、ラベンダー、カルダモン、生姜、シナモン、カフィアライムリーフ、花椒
アルコール分:47%

https://shop.ethicalspirits.jp/products/last-episode-0-elegant-2nd-batch

MODESTのシンプルさに対し、こちらはのELEGANTは、酒粕感  / スパイス / フローラル / オリエンタル の色々な要素が組み合わされていますね。

個人的に目を引いたのが、ボタニカルとして使われている “ハイビスカスティー” “ラベンダー”で、この二つが華々しさを演出していますね。

そして、マーボー豆腐なんかによく使われている痺れる山椒・花椒(ホアジャオ)、グリーンカレーなどのタイ料理によく使われているコブミカンの葉・カフィアライムリーフ(バイマックルー)など、なかなかボタニカルとして使われないようなものが入っていて、非常にオリエンタルな印象を受けます。

一口口に含むと、とてもいい意味で「お~繊細な味」という感覚です。

最初に酒粕の香りが口の中に入ってきて、次にその他のスパイスやハーブ感を感じられ、余韻としてフローラルが鼻に抜けてくる。

めちゃくちゃ美味しいですよ!

トニック割にして飲みましたが、Bar Soutsuさんでオススメされたように、ソーダ割でハイボールとして飲んだ方が、この繊細な味わいが味わえて良いなと思いました。

まだリリースして間もないというのに、海外のジンのコンペティション:World Gin Awards 2021で受賞歴もあれ完成度の高いジンです。

余談ですが、World Gin Awards とは

よく海外のジンのボトルにこのようなシールが貼ってあるときがあります。

 

この賞は、Paragraph Publishing Limitedという会社によって運営されているParagraphというお酒のメディアがありますが、その会社が主催の一部だそうです。

Paragraphは、ビール、ワイン、ウイスキー、ラムその他のお酒全般を扱っているかなり内容の濃いメディアです。

気になる方は是非覗いてみてください。

http://www.paragraphpublishing.com/

World Gin Awardsは、World Drinks Awards programmeというコンペティションの一部門でして、World Beer Awardsなど他部門のお酒の賞もあります。

気になる方もいると思いますので、リンクも張っておきます。

https://www.worlddrinksawards.com/

World Gin Awardsの内容ですが、毎年、全世界からジンが選出され、comtemporary ginやclassic gin、london dry ginなど色々な部門に分けられています。

もちろん、味で評価されますが、ボトルデザインの部門もありますので、見ていても楽しいです。こちらもリンクを張っておきます。

http://www.worldginawards.com/

LAST GIN ELEGANTは、comtemporary gin (現代的なジン?とでも言いましょうか)の日本の部門で最優秀賞を取っています。

受賞のページのリンクも張っておきますので、ぜひ覗いてみてください。

World Gin Awards 2021 World’s Best Contemporary Style Gin 

 

最後に

お酒というジャンルにも、社会や環境問題についてとても真摯に取り組んでいる作り手がいます。

ETHICAL SPIRITSさんのジンは、味ももちろん素晴らしいのですが、その高い理念にも感動させられます。

ジンラバーの皆さんには一度飲んでほしい逸品です。

小岩のBar Soutsuさん、神保町のCraft Gin Bar Cocktail Worksさんなどに置いてありますので、東京にお住いの方は一度ぜひトライを!

上記2件に行ったお話の記事も近日中に書きますので、そちらもぜひお読み頂ければと思います。

オフィシャルのサイトからお安く買えますので、そのまま購入してもらってもいいと思います。

では、今回も美味しいジンを紹介させて頂きましたが、お読み頂き有難うございました!

 

この記事をSNSでシェア!
ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
関連記事

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA