皆さん、「BRUTUS」という雑誌はご存じでしょうか?ライフスタイル情報誌で、毎号のテーマを決めて独自の切り口で情報を提供する雑誌です。
そんなBRUTUSですが、2021年11月15日号は、『酒と飲み方』がテーマということで、蒸留酒について特集されています。昨今、とても勢いがあるハードリカー界隈ですが、色々なお酒の種類の情報を網羅して紹介されています。
この号は、ウイスキーファンから私の様なジンラバー、テキーラのファンまで、必読の内容ですので、どの様なコンテンツが記事として書かれているのかご紹介させていただきます。この記事が、皆さんが購入を決める判断基準としてお役立ちできればとても嬉しいです。
目次
そもそも蒸留酒とは
とてもざっくりとした説明ですが、お酒には「醸造酒」と「蒸留酒」の2種類があります。
「醸造酒」は、穀物や果実を発酵させて作られたお酒で、例として、ワインやビールなどが挙げられます。「蒸留酒」は醸造酒をさらに熱を加えて、そこから出てくる蒸気を冷却(蒸留)して出来上がったものがそう呼ばれます。
一般的に、蒸留酒の方が抽出成分が濃縮されますので、醸造酒よりも度数が高くなります。ウイスキーやジンなどはアルコールが40度ほどのものが多く、最もアルコール度数の低い蒸留酒と呼ばれる焼酎も25度ほどあります。
今回のBRUTUSの特集では、そんな度数の高いアルコールをどのように飲むか。また、世界中にある様々な種類の蒸留酒の紹介がされています。
BRUTUS『酒と飲み方』内容をご紹介
では、ざっくりとですが、内容をご紹介していきます。
寿司と合わせる蒸留酒
寿司と言えばビールか日本酒というイメージがありましたが、焼酎やジンとのペアリングも提案されています。魚の種類によってもペアリングが考えられていますので、なかなか切り口としては興味深く試してみたいと思わされました。
シェフとバーテンダーによるコラボペアリング
有名店のシェフの創作料理に、その食中酒として、こちらも有名店のバーテンダーが創作カクテルのペアリングを提案されています。味の予想が全くつかないものばかりでワクワクしてきます。
日本の蒸溜所の紹介
ジン界隈では絶大な人気を誇る「辰巳蒸留所」さんを始め、老舗の焼酎の酒蔵「佐多宗二商店」さんなど、主にジンを蒸留している蒸留所に焦点が当たっています。老舗の酒蔵もジン製造を始めるところが多く、国内のジンブームを感じることができます。
ジャパニーズウイスキー
こちらも世界的に人気のジャパニーズウイスキー。日本のウイスキー蒸留所マップが載っており、一目で色々な情報が手に入れられます。「イチローズモルト」で有名な「秩父蒸溜所」さんのインタビューも掲載されています。
ハードリカーを教えてくれるバー
ハードリカーを専門に扱われている各地のバーが紹介されています。ラム、ウイスキー、ジン、リキュールなどに特化したバーから、さらに、グラッパ、フルーツブランデー、メスカルなど、よりレアな種類のハードリカーを専門に扱われているバーまで、幅広いジャンルのお店を知ることができます。
ハードリカー大辞典
それぞれのハードリカーの銘柄が紹介されています。ウイスキー、ジン、テキーラ、ラムなどはもちろん、コニャックやグラッパなども紹介されています。そして、1銘柄ずつですが、アクアヴィットやピスコと言った、国独自のスピリッツが紹介されていて、「世界にはこんなのもあるんだ~」と驚かされます。
ハードリカーを教えてくれる酒屋
ハードリカーを飲めるお店や銘柄を知った後は、自宅で楽しめるように、マニアックな銘柄でも購入できるお店が紹介されています。お店の方が、丁寧にお酒について教えてくれるお店ばかりですので、見たら足を運びたくなってしまいますね。
割り材研究
自宅でハードリカーを楽しむ際に、どの様な素材で割ったら良いのか、4人のバーテンダーさんが提案されてます。基本の炭酸水からちょっと変わった抹茶など、また、スパイスや塩昆布と言った変わり種まで様々な飲み方が紹介されています。
唐揚げやカレーにどのような飲み方が合うかなどのペアリングの提案もされています。全部で40種類のミックスが載っていて、どれも試してみたくなるようなものばかりです。
翆ジンと居酒屋メシ
居酒屋というと、ビールやレモンサワー、ハイボールなどをオーダーするのが現在では主流かと思いますが、最近盛り上がってきているサントリーさんが発売している『翆ジン』をソーダ割にした「翆ジンソーダ」の紹介がされています。ジンラバーとしては、より広くジンが飲まれるようになれば嬉しいので、この記事はとてもありがたいですね。
最後に
近年、世界各地で小規模な蒸留所が多く設立され、かなりの盛り上がりを見せるスピリッツ業界。
初心者が網羅的にスピリッツを知ることもできれば、お酒通でもそのマニアックな内容に唸る密度の濃さですので、BRUTUS 2021年11月15日号はお酒ファンにとっては必読であると言い切りたい!
気になる方は是非読んでみてください。電子書籍でも読むことができますが、情報がぎっしり書かれていますので、紙の本で見開きで読むのがオススメです。
では、今回もお読み頂き有難うございました!