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クラフトジン

幻の海外流通ジャパニーズクラフトジン『東経135度兵庫ドライジン』 ついに日本国内販売開始へ!

さっとん
さっとん
こんにちは。ジンラバーさっとんです。

日本人が作っているにも関わらず海外のみで流通していたり、海外で大人気になっている商品ってよくありますよね。商業製品に限らず、音楽などエンタメ産業でもアーティストの「逆輸入」なんて言葉をよく耳にすると思います。

その様な流れの、海外でブレイク→日本でも販売開始なんて商品はお酒界隈でもごくまれにあるようです。

今回の記事では、日本で作られていますが海外流通オンリーだった『東経135度兵庫ドライジン』が、ついに日本での販売解禁となりましたので解説していきたいと思います。

筆者がこのジンを知ったきっかけ

 

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135° East Gin(@135eastgin)がシェアした投稿

私(さっとん)は夫婦でジンラバーなのですが、常に海外のジン専門インスタグラマー(ジンスタグラマー)の投稿に目を光らせてます。

ある日、「Japanese gin」と呼ばれているにも関わらず、それまでに見たことのないジンが目に飛び込んできたではないですか。

嫁
なあ、こんなジャパニーズジンあったっけ。知らんよな…
さっとん
さっとん
うーん、見たことない。

この『東経135度兵庫ドライジン』には公式サイトもある様ですので調べてみましたが、日本語のサイトでありながらECサイトに飛べませんでした。日本のアマゾンや楽天、酒販店のサイトでも全くヒットしない…なんじゃこりゃ….ということになりました。公式のインスタグラムアカウントもありましたが、全て英語で書かれていて海外向けに発信しているように見えます。

これにより、「海外では流通しているけど日本では未販売」というジンがあることを知りました。しかも、このジンのみならず他にも数種類見つけました。

東経135度兵庫ドライジン(135° EAST HYOGO DRY GIN)は、2021年11月24日から日本でも発売になりましたので、さっそくゲットしてみましたのでご紹介します。

明石酒類醸造株式会社 海峡蒸留所

兵庫県にある「明石酒類醸造株式会社」によって製造されています。日本酒ファンであればご存じの『明石鯛』を作られている酒蔵です。日本酒の他にもリキュールやどぶろくを作っている総合メーカーです。

そして2017年には、ウイスキーとジンを製造する「海峡蒸留所」が設立されました。「波戸崎ウイスキー」というウイスキーも製造されているようですが、2021年現在では日本では発売されていないようです。ウイスキーも気になる方は、購入はできませんが、同社のホームページには情報が記載されてますのでご確認ください。

ウイスキーに先駆けてジンが国内発売の運びとなったようですが、将来的には、ウイスキーも国内販売が始まる可能性も十分にあるでしょう。

東経135度兵庫ドライジン(135° EAST HYOGO DRY GIN)

名前の由来

2つの文化と伝統を融合させた
”新しいジャパニーズクラフトジン”

東経135度兵庫ドライジンは、​ヨーロッパの文化と伝統的なジンの製法を大事にしながら
日本酒・和リキュール・焼酎造りで培った技術を織り交ぜることで
日本を感じる​オリジナルなクラフトジンに仕上がっています。

日本標準時となる東経135度の子午線が通る兵庫県明石市は
「時のまち」と呼ばれていることから
地元明石を象徴する東経135度にちなんで東経135度兵庫ドライジンと命名しました。

出典:海峡蒸留所のホームページ

地図上の経度からその名前が付けられたようです。海峡蒸留所がある明石市は、東経135度線が通っており日本の標準時刻が定められている場所です。海外で販売するには確かに分かり易い名前ですね。

使われている素材 テイスティングノート

使われているボタニカル

海外産:ジュニパーベリー、アンジェリカ、コリアンダー

国内産:煎茶、しそ、ゆず、梅、山椒

アルコール度数 42度

「東洋と西洋を繋ぐ」というテーマを持つジンですので、海外産と国内産のボタニカルがバランス良く組み合わされています。

そして、ボタニカルを蒸留した後に「日本酒」が加えられています。それが、日本の素材の風味を印象付ける重要な要素の1つですね。似たような製法のジンで、日本にインスピレーションを受けた英国人が作った『JINZU GIN (ジンズウジン)』がありますが、そちらも最後に日本酒を添加して作られています。

まず香った段階では、海外のジンの様な香りがして、和の素材をそれほど強くは感じません。しかし、よく注意してみると柚子や梅の香ばしい香りがしてきます。口に含むと思ったよりドライで、舌の奥の方で紫蘇や梅と言った甘酸っぱさを感じられ、最後に煎茶と日本酒の甘い香りが鼻に抜けます。

個人的な感想としましては、一つ一つのボタニカルを際立って感じさせるジャパニーズジンが多い中、このジンは、それぞれのボタニカルをほのかに香らせてトータルバランスで勝負している海外産のジンの様な印象を受けました。

とにかく、バランスの良く取れた美味しいジンです!ストレートで飲んだり、ソーダ割、トニック割、どれでも美味しく飲めました。

他にもある 日本で販売されていないジャパニーズクラフトジン

他にも海外のインスタグラムチェックをしていると、「Japanese Gin」と言われながらも国内では見かけたことのない銘柄がいくつかありました。将来的には日本で発売されるかもしれませんので、ご紹介していきたいと思います。

ETSU GIN

 

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Asahikawa distillery(旭川蒸留所)で作られているというジンです。しかし、その名の蒸留所はインターネットで探してもヒットしませんでした。謎ですね…

しかし、世界的なジンの品評会「World Gin Awards」では、2021年のContemporary Gin 日本のジン部門で金賞を取る程の実力派!将来的には、日本でも発売してもらいたいものです。

Ukiyo Gin (浮世ジン)

鹿児島の桜島のふもとで作られている、ベーススピリッツに焼酎が使われているジンです。現在は桜のジンと柚子のジンが製造されている模様です。英国とEUからであれば公式サイトから購入ができる様ですね。こちらのジンも是非とも日本で発売されてほしいものです。

tokyo nights JAPANESE GIN

 

2021年度のWorld Gin Awards in Best Japanese Signature Botanicalを受賞しているのだけれど、全く正体が分かりません….

香港の酒販サイトが「our gin」と書いていて、そして商品のページでは Country of origin : Japan (日本製)となっていますが、どこで作られているかは明記されておらず蒸留所の場所なども一切記載がありません…柚子や抹茶が使われているようですが、他のボタニカルは秘密となっています。

そして、下記↓のフランスのサイトが正規販売をしている….?

BBC Spirits, the European market leader for the distribution of Japanese spirits.

出典:Tokyo Nights の公式サイト

本当に謎が謎を呼ぶジンなので、一度はお目にかかりたいものです。

最後に

東経135度兵庫ドライジンは、ジャパニーズジンでありながら海外での評価も高い、とてもスッキリした味わいのジンです。ようやく日本での販売解禁となりましたので、入手するチャンスでしょう。

気になる方は、明石酒類醸造株式会社のホームページから購入できますので、是非覗いてみてください。700mlで税込み2,530(+送料)というお手頃価格です。コスパも最強ですね!

では、今回もお読み頂き有難うございました!

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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