今回の記事では、カレーからお菓子作りまで幅広く使われるスパイス、キャラウェイについて解説していきます。
目次
キャラウェイとは
英語名:Caraway
クミンと同じくセリ科の植物で、60cmくらいまで育ちます。
種子を乾燥させるとキャラウェイシードになります。
キャラウェイの歴史
最古の発見として、5000年前の人類の居住跡からキャラウェイシードが発見されています。
古代ギリシャ時代からスパイスとして使われ、冷感や胃弱、消化促進に効くとして医療用にも使われるようになりました。
また、ドイツの古い伝承によると、子供の枕の下にキャラウェイシードをひそませておくことによって、魔除けとして使っていたという言い伝えもあります。
現在キャラウェイが栽培されている地域は、東アジア、ドイツやポーランドなどの中央ヨーロッパ、フィンランドや北米でも栽培されています。
キャラウェイの味
スパイシーさがありますが、クミンよりはまろやかで甘く刺激のある味です。
また若干のほろ苦さを持ちます。
ヨーロッパ地方でも料理によく使われ、アクセント付けとして重宝されてます。
キャラウェイが使われる料理
ザワークラウトなどのドイツ料理
キャベツなどを発酵させて作る、ドイツの漬物:ザワークラウト。
キャラウェイシードを一緒に漬け込むことによって、スパイシーさのアクセントを付けることができます。
また、ドイツのスープやシチューなでのもキャラウェイシードはよく使われます。
グヤーシュなどのハンガリー料理
あまり日本人にはなじみがないハンガリー料理。でも、ハンガリー料理は本当に美味しいんですよ!
代表的なハンガリー料理、パプリカパウダーで赤く色づけされた牛肉のスープ:グヤーシュがあります。
ハンガリーがある中央ヨーロッパでは、ドイツも同様にキャラウェイシードを使った料理が多く存在します。
パンにも使われます
ヨーロッパではパンにもキャラウェイシードを使っている場合があり、ソーダブレッドやライ麦パンなど、各地で多く見受けられます。
クッキーやケーキなどのお菓子
サクッとしたクッキーに、プチプチ感のあるキャラウェイを混ぜることで、食感に変化を加えたり、キャラウェイの風味も付けたりもできます。
イギリスの伝統的なケーキ・シードケーキなどもキャラウェイシードを使って作られます。
北アフリカ料理には欠かせないミックススパイス ハリッサ
エチオピア発祥、北アフリカで使われているミックススパイスがハリッサと呼ばれるものでう。
赤唐辛子をベースとして数種類のスパイスがミックスされていますが、そのうちの一つにキャラウェイが使われます。
エチオピアのカレーや、モロッコ料理のクスクスなでにも使われます。
最後に
スパイスに分類されますが、お菓子などにも使われているキャラウェイ。
スパイシーさを求めるというよりは、料理の風味付けをしたい時に使われます。
カレーでも使われますが、インドカレーよりはエチオピアなどの中近東のカレーに使われることが多いですね。
気になった方は、是非ご購入してみてください。
では、次の記事では、キャラウェイが使われているジンを紹介していきたいと思います。
また、他のスパイス&ハーブについても解説しておりますので、下記一覧のページからチェックしていただけるととても嬉しいです。
今回もお読み頂き有難うございました!