前回の記事では、【バジル】について解説しました。
また、他のスパイス&ハーブについても一覧から確認できますので、そちらもチェックしてもらえると嬉しいです。
今回は、その【バジル】がどんなジンに使われているのかまとめてみました。
※それぞれのジンに、他にも使われているボタニカルを記載してますが、調べられる範囲内で記載してますので、全てではないことをご了承ください。
※日本と海外のジンを紹介しますが、記事を書いている時点で日本で入手できるジンのみご紹介します。
目次
バジルが使われているクラフトジン
Gin Mare ジン マーレ
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原産国 | スペイン |
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40度 | |
使われているボタニカル | ジュニパーベリー、オレンジ、レモン、コリアンダーシード、カルダモン、オリーブ、スイートバジル、ローズマリー、タイム |
蒸留所 | The Gin Mare distillery |
ウェブサイト | https://www.ginmare.com/ |
スペインの地中海の海外沿い、Costa Brava と Costa Doradaという二つの海外の間にある小さな漁村で作られているジンです。
ボタニカルにオリーブや、スイートバジル、ローズマリー、タイムなどのハーブが使われており、’Mediterranea(地中海) gin’の名の通り、とても地中海を感じさせるジンです。
作り手も、忙しい時間に追われるよりも、地中海の様なゆったりした時間を感じるためにこのジンを作ったとおっしゃっているので、まさに、夏の夜のゆったりした時間に飲むのに最適なジンと言えるでしょう。
Mil Gin ミル ジン
原産国 | アイルランド |
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42度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、アーモンド、バジル、ベルガモット、オリーブ、アイリス、ローズマリー、タイム、グーズベリー |
蒸留所 | Pearse Lyons Distillery |
ウェブサイト | https://milgin.com/ |
アイルランド、ゲール民族の父と呼ばれる神話上の人物「軍神・ミル」からその名が採られて、ラベルに描かれている髭のおじさんもその人物です。
ちなみにこミルですが、スペインのあるイベリア半島からアイルランドに渡ったということもあり、それを象徴するように、地中海のボタニカルを使用して作られているジンです。
アイルランドと言えば、日本よりちょっと寒いかなというくらいの気候ですが、このジンは地中海の太陽を感じられる様な、とても華やかな味を持っています。
数々の受賞歴を持ってますので、世界中で認められているジンです。
Panda Gin パンダ ジン
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原産国 | ベルギー |
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40度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、ライチ、チェリー、ローズマリー、バジル、オレンジピール、スターアニス |
蒸留所 | Radermacher Distillery |
ウェブサイト | https://www.panda-gin.com/ |
世界で初めて、ライチをシグネイチャーボタニカルとして使用したジンとして有名です。
また、ボトルに’BIO’と書かれているように、環境に配慮して作られたオーガニック素材のみを厳選して使られたジンです。
そして、ヨーロッパでも有数の綺麗な水と呼ばれている、ベルギーで最大の自然保護区・ハイフェンズの清流で汲まれたものを使用しており、素材の隅々にまでこだわり尽くされています。
ライチベースということで通常のジンとは味わいが違いますが、ライチやチェリーなどの甘みがバランスよく配置されていてとても美味しいジンです。
Marconi 42 Gin マルコーニ 42 ジン
原産国 | イタリア |
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42度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、ローズマリー、ミント、バジル、タイム、カルダモン、コリアンダー |
蒸留所 | POLI DISTILLERIE |
ウェブサイト | https://www.poligrappa.com/eng/distillates/marconi-42 |
ワインを醸造した後に残った絞りかすから作られ、イタリア原産の物のみが「グラッパ」と呼ばれる蒸留酒となります。そのグラッパの老舗のひとつ「POLI」社が製造しているジンです。
こちらの蒸溜所の作る製品の最大の特徴の一つが、その製造過程で使われる蒸留器 ”The “bain-marie” Poli stills”にあります。蒸留器内を真空にして低圧でじっくりと成分を抽出することにより、クリアな味わいの蒸留酒を作ることができます。一般に購入できる設備ではなく、農業大学との共同研究による特注ということで、この蒸留器で作られるPOLI社の製品は、他にはない味わいを持っています。
ローズマリー、バジル、タイムなど、地中海沿岸の特産ともいえるハーブが特徴的で、夏にジントニックにして飲んだら最高ですね!
Knut Hansen Dry Gin クヌート・ハンセン ドライジン
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原産国 | ドイツ |
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42度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、ローズ、キュウリ、バジル、アップル、レモン、オレンジ |
蒸留所 | Hamburg Distillery |
ウェブサイト | https://www.knuthansengin.de/manufacturing/?lang=en |
世界中を航海した伝説のドイツ人の船長「クヌート・ハンセン」がデザインされているボトルが特徴的なジンです。その無骨なデザインとは対照的に、バラやリンゴが華やかに香り、キュウリとバジルの青味が特徴的な美味しいジンです。
2017年に発表されましたが、世界的なコンペティションでの受賞歴も数多くクオリティーの高さもうかがえますね。
セラミックボトルを使ったり、オーガニック素材のTシャツを作ってきているなど、ヨーロッパのメーカーらしく環境に配慮した企業理念を持ちながらジン作りを続きています。
最後に
今回は、バジルが使われているジンのまとめということで記事を書きました。
イタリアを中心に地中海沿岸でさかんに育てられているハーブですので、やはりヨーロッパのジンに使われる機会が多いですね。
他のスパイス&ハーブにつきましても同様にまとめてますので、もしよろしかったら、下記一覧からお読み頂けると嬉しいです。
では、今回もお読み頂き有難うございました!