前回の記事では、【サフラン】について解説しました。
また、他のスパイス&ハーブについても一覧から確認できますので、そちらもチェックしてもらえると嬉しいです。
今回は、その【サフラン】がどんなジンに使われているのかまとめてみました。
※それぞれのジンに、他にも使われているボタニカルを記載してますが、調べられる範囲内で記載してますので、全てではないことをご了承ください。
※日本と海外のジンを紹介しますが、記事を書いている時点で日本で入手できるジンのみご紹介します。
目次
サフランが使われているクラフトジン
Old Raj Spiced Gin オールドラジュ スパイスド ジン
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原産国 | イギリス |
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46度 55度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、ピンクペッパーコーン、オレンジ、アーモンド、クミン、コリアンダー、クベバ、ローワンベリー、スモークパプリカ、サフラン |
蒸留所 | William Cadenhead Ltd |
ウェブサイト | https://www.cadenhead.scot/our-spirits/cadenheads-gin/ |
スコッチウイスキーでも有名な銘柄「Cadenhead」を作っている会社がジンも製造しています。
ウイスキー作りにおいて、蒸留所が熟成・瓶詰までしているのがオフィシャルボトルと呼ばれるのに対し、蒸留所が蒸留したのちにその原酒を別の会社が買い取り、独自に熟成させたり、ブレンドをさせたボトルをボトラーズボトルと言います。
ケイデンヘッドは、そのボトラーズブランドのスコットランド最古のメーカーです。
オールドラジェジンは、ウイスキーと同様にケイデンンヘッドが蒸留している訳ではなく、他の蒸留所にレシピ通りに数種類のボタニカルと共に蒸留させたあと、それを、スコットランドのケイデンンヘッドまで運んできた後に、サフランを漬け込んだのちにボトリングされます。
サフランで着色されてますので、透明ではなく黄色がかった色が特徴的で、ピンクペッパー、クベブペッパー、クミン、サフランなどのスパイスが使われていて、その名の通りかなりスパイシーでオリエンタルな風味がするジンです。
46度と55度という、アルコール度が違う二種類のバージョンが存在します。
Indian Summer Gin インディアンサマー ジン
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原産国 | イギリス(スコットランド) |
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46度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、アンジェリカバーク、アーモンド、コリアンダーシード、カシア、レモンピール、リコリスルート、サフラン、オリスルート、オレンジピール |
蒸留所 | DUNCAN TAYLOR LTD. |
ウェブサイト | https://duncantaylor.com/gin/indian-summer |
英語の表現で’Indian Summer’ は季節を指す表現ですが、晩秋から初冬にかけてみられる穏やかで暖かい天候の時期を指します。
日本語の表現では小春日和と置き換えられます。
そんな小春日和の日に、煩わしい世間から離れ仲間たちと楽しい時間を過ごすというシチュエーションの為にということでその名が名付けられたそうです。
こちらのジンもオールドラジュと同じように、インディペンデントボトラーによってボトリングされていて、ダンカンテイラー社によって製造されています。
甘味と暖かみのある芳醇な味わいを持っており、世界的なコンペティションでの受賞歴も多い、とても良くバランスの取れたジンです。
Saffron Gin サフラン ジン
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原産国 | フランス |
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40度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、コリアンダー、レモン、オレンジピール、アンジェリカシード、アイリス、フェンネル、サフラン |
蒸留所 | Gabriel Boudier |
ウェブサイト | https://boudier.com/our-ranges/?lang=en |
ワインやカシスリキュール作りが盛んな町、フランスのディジョンで作られているジンです。
カシスリキュールのメーカーとしても有名で、250年もの歴史を持つ老舗(途中で社名変更などありましたが)、ガブリエル・ブディエによって製造されています。
蒸留後にサフランが漬け込まれており、サフランがボタニカルとして使われているジンの中でもかなりサフランの色が濃く出ています。
甘くなり過ぎないレベルで甘みが付いていて、とてもリッチな味わいのするジンです。
最後に
今回は、サフランが使われているジンのまとめということで記事を書きました。
スパイスの中でも最高級品で、ボタニカルとして使われると味に奥行きが出てとても芳醇な味わいをジンに与えます。
他のスパイス&ハーブにつきましても同様にまとめてますので、もしよろしかったら下記一覧からお読み頂けると嬉しいです。
では、今回もお読み頂き有難うございました!