さっとんブログ スパイスカレーとクラフトジン生活 
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クラフトジン

ノンアルコールジンは世界の潮流になるか!? ゴードンもタンカレーもノンアルジン(ノンアルドリンク)をリリースしていた。

さっとん
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こんにちは。日々ジン情報ばかり漁っているさっとんです。

最近、個人的に海外のとあるYoutuberが好きでして、それがYoutubeオススメに上がってきたんですが、割と衝撃だったので記事にしたいと思いました。

ジンラバー同士の話のネタにでもして頂ければと思います。

ゴードンのノンアルジンだと。。。?

私(さっとん)は、英語の勉強のために英語のYoutubeを見るようにしています。

下記のジンを紹介するYoutuberをフォローしているんですが、なんと「Gordon’s alcohol free gin」を紹介していました。

このジンおじさん、かなりリアクションが大き目で好き嫌いが分かれるキャラなんですが。。。個人的には結構好きです☺

さっとん
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ゴードンのノンアル。。。?そんなの出てたっけ。。?

個人的にそう呼んでいるんですが、ン四天王”:ゴードン / タンカレー / ビーフィーター / ボンベイサファイア の情報が入ってこないはずはない。。。

そんな大御所たちのニューリリースがあったらすぐ拡散されるはず。

という訳で調べてみましたッ!!

 

ノンアル業界では紹介されてました ゴードンノンアルジン

わたくし、失礼ながら存じてなかったのですが、ノンアル飲料を専門に取り扱っている専門商社さんがおられました。

アルト・アルコは、まったくあたらしいノンアルコール飲料、オルタナティブアルコール(Alternative to Alcohol)の専門の輸入商社です。

高級ホテルや星付きレストランなど一流店でも採用される高品質、それでいて斬新な商品ラインナップを取り揃えております。

出典:アルト・アルコさんのサイト

さっとん
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うお~、興味深いな~。なるほど、半分アル中みたいな自分の所にはこの情報は降ってこないわけだ。

他の日本語のページではヒットしなかったけど、いずれノンアルジンが輸入される際に紹介されるでしょう。

そして、さらに驚愕の事実が!

 

タンカレーもノンアルジンを出していた!!

 

  • タンカレー:こちらもディアジオ傘下のブランドだが、2021年2月にノンアルコールジンの販売をスタート。有名ブランドというだけあり、早くも世界的に注目されている。

  • ゴードン:同じくディアジオ傘下のブランドゴードンからもノンアルコールジンがスタートしている。発売は2020年末とタンカレーより一足早くノンアルコール市場への参入を果たしている。

  • 出典:同じくアルト・アルコさんのサイト

さっとん
さっとん
2月って。。全然知らなかったんですけど。。。ゴードンに至っては、昨年って。。。

いや~。勉強不足ですね。

両方とも日本のショッピングサイトには売られていないので、まだ日本未入荷ということなのでしょう。

ということで、海外サイトではどの様に紹介されているのか調べてみました。

GORDON’S 0.0% ALCOHOL FREE

ゴードンは大々的に自社サイトで宣伝されてました。

Gordon's 0.0% Alcohol Free

New Gordon’s Alcohol Free 0.0%. Made using only the finest distilled botanicals, just like the original Gordon’s London Dry Gin, Gordon’s 0.0% provides the bold, juniper led character you’d expect from Gordon’s.

The perfect alcohol-free alternative to your usual choice of Gordon’s & tonic.

0.0% Alcohol, 100% Gordon’s.

Contains no more than 0.015% ABV.

出典:ゴードンジンのサイト

また、Which?というサイトがすぐヒットしたんですが、とても面白かったです。

In a press release, the manufacturer said that ‘Gordon’s 0.0% is created by distilling the same botanicals used in Gordon’s Special Dry London Gin, capturing the essence of Gordon’s in a delicious alcohol-free alternative’.

出典:Which?という英国のショッピングとメディアの総合サイト

ゴードンのノンアルジンは、ゴードンと同じボタニカルが使われているようですね。

そして、ボタニカルが漬け込まれているだけではなく、蒸留もきちんとされているようです。

どちらのサイトも、トニックウォーターで割るノンアルジントニックを推薦してます。

厳密には、アルコール度数0.015%以下ということで限りなくノンアルに近いスピリッツということになりそうです。

 

Tanqueray 0.0

こちらはタンカレーの自社サイトにはヒットしないようですね。

なぜかスペイン語のタンカレー自社サイトではヒットしますが。。。

という訳で、英国のジン情報ならここ”spirits business”から引用させて頂きます。

Tanqueray 0.0%

Tanqueray 0.0% is made using the same botanicals as the alcoholic original version of the brand

Tanqueray 0.0% was made using the same blend of botanicals used to create the original Tanqueray London Dry gin, including juniper, coriander, angelica and liquorice.

Terry Fraser, Tanqueray master distiller, said: “Our expert innovation team has combined years of expertise and historic gin distilling knowledge to create a credible alcohol-free experience. Tanqueray 0.0% is created by distilling the same botanicals used in Tanqueray London Dry Gin.
“These botanicals are individually immersed in water, heated and then distilled before being expertly blended together to capture the essence of Tanqueray in a delicious alcohol-free alternative.

This special distillation process is a closely guarded secret, known only to a handful of people and we are incredibly proud to be bringing gin drinkers that juniper and citrus-led taste they’re expecting from Tanqueray when they choose not to drink alcohol.”

出典:Spirits business

タンカレーの方も、ボタニカルはオリジナルのタンカレーと同じようですね。

しかし、ボタニカルは一つ一つが個別に水に漬け込まれて、個別のまま蒸留されるようです。その後にブレンドされるという流れですね。

しかも、その蒸留のプロセスが秘密にされているという、なかなかに興味をそそる内容です。

このページには書いてなかったのですが、他のサイトを見てみても、ジントニックがオススメということで書かれています。

ノンアルジンといえばNEMA (ネマ)ノンアルコールジン

個人的には、酔うことが楽しいくて飲んでいるので、ノンアルジンについては知識が全くありませんでした。

定義としましては、ジュニパーベリーを使っていてアルコール度が”0″であればノンアルジンということになりますでしょうか。

しかし、わたくしが知っているノンアルジンといえば、何といっても長野県で作られている”NEMA (ネマ)ノンアルコールジン” のみでした。

ノンアルコールジン・ネマ 0.00%は、無農薬のバラとスパイス、八ヶ岳山麓の源流の湧き水を原料に造られた日本初のノンアルコールジンです。アルコール成分を全く含まず、無添加、保存料ゼロで造っています。2018年の発売以来、多くのお客様にご愛顧いただいております。そのまま飲んだり、ノンアルコール・カクテル作りにご利用ください。

出典:Non-Alcoholic Gin NEMA 0.00%

個人的に東京のジンバー巡りをしてますが、かなりの確率でNEMAが置いてあります。

始めて飲んだ時は、「おお~、ジュニパーの味がする!」と驚きました。

確かに”ジン”の味がします。とても美味しいですよ~。

 

他にもある、ノンアルジンたち

そして、日本のNEMAのようににノンアルジンを蒸留している蒸留所も海外にちらほらとできてきているようです。

こちらのMONDAY • Zero Alcohol Spiritsや

Caleño Light & Zesty Tropical Non-Alcoholic Spirit など

 

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特にノンアルコールジンと名乗らなくても、”ノンアルコールスピリッツ”と名乗って、そこにジュニパベリーが使われていれば、海外ではノンアルジンという解釈とする所も多いようです。

↓こちらを参考にさせて頂きました。

出典:Gin & Tonicly  2021年べストノンアルコールジン

 

ちなみに、日本でも人気でわたしも大好きなドイツのジン:ジークフリートジン。

こちらもノンアルが出ているのですが、どうやら輸入通関が難しく、現在、日本への輸入は難しいとのこと。

いつか実現したらいいな~。

bar miyakoさんの記事を参考にさせて頂きました。

今週はドイツの蒸留所の「ジークフリート ラインラント・ドライジン」と、驚きのノンアルコール・ジン「ジークフリート ワンダーリーフ」のご紹介です。(はい、なんと、ノンアルジンは存在するのです!)

出典:bar miyakoさんのブログ

 

追記  しかし、ノンアルコールジンというジャンルはあり得ない?

ちゃぶ台返しの様ですが、重要な点を書いてなかったので追記します。

EUの定義上、ジンというスピリッツの定義は、最低でもアルコール37.5%は無ければいけないという決まりがあります。

とのわけで、タンカレーもゴードンも”ジン”とは名乗っていないわけですね。

厳密にいえば、ジュニパーベリーを使っていて蒸留していても、ノンアルコール”オルタナティブ”や、ノンアルコール”ドリンク”という形でリリースしている蒸留所が多いですね。

海外メディアでも堂々と”non alcohol gin”と書いてあるところも多いのですが、これから発展していくジャンルなので、そのネーミングに対してどの様な議論がなされていくか見守っていきたいと思います。

ちなみに、ビールは酒類なのですが、酒類であれば度数も1%以上という定義となるので、”ノンアルコールビール”という言葉よりは、”ノンアルコールビールテイスト飲料”と呼ぶのが正しいということになります。

しかし、誰もが”ノンアルビール”と呼んでいるのが通常ですよね。

同じような流れで、定義上正しいかは別として、ジンの様な作りをしているのであれば、便宜上”ノンアルコールジン”と一般に呼ぶのが主流になったりしていくのかな、と思ったりします。

 

最後に 新しい潮流となるのかノンアルジン

ジンの魅力をとにかく色々な人に知ってもらいたい私(さっとん)ですが、ノンアルジンがもっと沢山市場に出てくれば、お酒がそれほど好きでもない人にも薦められる。

ということで、ノンアルジンの流れ大歓迎です!

あと、どうしても毎日ジンを飲んでしまうので、休肝日が欲しい。。。

1日1ジュニパーに慣れてしまった傷んだ肝臓には、とてもありがたい流れです。

 

タンカレーやゴードンも、去年末~今年にかけてノンアルジンをリリースしている。

さらに、そこまで有名ではない蒸留所でも、どんどんノンアルを作っている所が増えているようです。

これからどんどん成長が楽しみなジャンルです!成長を願います。

 

では、今回もお読み頂き有難うございました!

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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