私(さっとん)は、スパイスからカレーも作るのですが、最近、めっきりカレーを作ってなかったので、久々に作ろうと思いたって台所に立ちました。
そこで、自宅のスパイスボックスを漁っていて気づきました。
「はっ、カルダモンがない」

カルダモンはスパイスの女王とも呼ばれ、色々なカレーやジンの材料としても登場する、スパイス界の大御所。
近所のスーパーで買ってもいいのですが、ごく少量のパッケージでしか売られていないので高くつくんですよね~。
そこで、行きつけのスパイス屋「ジャンナットハラルフード」に行こうと決心しました。
今回の記事では、新大久保:イスラム横丁なる場所にある「ジャンナットハラルフード」を紹介したいと思います。
目次
新大久保は韓流の街じゃないの? いや、今はアジアンフードのメッカとしてアツい!
そうなんです。
新大久保といえば、韓流のお店やレストランがひしめく韓流の町。
特に、新大久保駅を降りて大久保通りを早稲田通りにぶつかる方向に歩いていくと、韓流のお店がズラリです。
しかし、山手線の高架をはさんで大久保駅側に向かうと状況が一変する。
ネパールレストランやベトナムレストランが見受けられて、漂ってくる香りも異国情緒があふれてきます。
下記、google mapの検索結果を見てください。
ハラルフードのお店の多さ!
そうでなんです。現在では新大久保~大久保の辺りは、ベトナム、ネパール、ミャンマー、インドネシアといった東南アジア、南アジア出身者達が多く住むようになり、かなり多国籍な雰囲気の町になっております。
ハラル(ハラール)フードとは
ハラルとはイスラム教の言葉で「合法的」という意味です。
豚を食することが禁じられているなど、イスラム教では食について厳しい戒律があります。
例えば、ラムやマトン、チキンなどの肉などは合法とされていますが、それでもなお、イスラム教徒によって屠殺されていなければならなかったり、家畜が苦しまないように決まった屠殺の方法で処理された肉のみがハラルとして認められるなど、かなり厳しいものです。
そして、肉に替わるタンパク源として、大豆などの豆が多く食されています。
ということもあり、日本に住むムスリム(イスラム教徒)の方々は普通のスーパーでお肉を買う訳にも行かなく、ハラルフード専門のお店というものが必要になってくるわけですね。
ムスリムの食卓に上がるダール(豆を挽いたもの)などもなかなか売られていないので、それもかなり需要があります。
ジャンナット ハラルフード アクセス
再度同じマップをお見せしますが、山手線新大久保駅から徒歩一分です。
駅チカでありがたい!
ちなみに以前の記事で、お近くのインド食材店「アンビカショップ」についても書いてますので、もしよかったらそちらもご覧頂ければと。
外観

もう異国情緒あふれる佇まい。
東南アジア~中東を旅行した方なら、この風景は懐かしいー、って思うでしょう。
右側の一角に携帯電話が売られていますが、食品店なのにこのミックス具合、現地ではかなり見かける光景です。
売っているもの
店内はこの様な雰囲気です。

店の奥側から写真を撮ってますが、右側にももう一本通路があります。
人が2人すれ違えるくらいの通路があり、脇は天井まで高く商品が積み上げられています。
スパイスの香りが店中に広がっていて、本当に異国に来たかのような錯覚に陥ってしまいますよ~。
ホールスパイス
まず、粉にしていない段階の乾燥させた種や実のスパイスです。
↓コリアンダーシードなど激安!

カルダモン、クローブ、シナモンも。この三種類とショウガがあればチャイも作れます。

もコリアンダーシードなんかは100gで200円ですが、スーパーで売られているのは、1/3の量で同じ値段しますよ。
↓乾燥赤唐辛子なんかも、500g:700円とあり得ない安さ。

とりあえず、今回はお目当てのカルダモンを激安でゲット!
パウダースパイス
次は、ホールスパイスを挽いて粉にしたパウダー状のスパイスです。
大容量のから

このお店の店員さんが小分けにしてくれている小袋まで

こちらも、スーパーの1/3~下手すると1/10くらいの値段で買えてしまいます。
↓このあたりは、そんなに使用頻度が高くないちょっとマニアックなホール&パウダースパイス群。マニアックなインドカレーを作りたい方も満足させるような品ぞろえです。

ミックススパイス
いろいろなスパイスが既にミックスされた状態で箱に入っている、ミックススパイスです。

ガラムマサラなど、お手軽に味が決められるのでかなり重宝します。
上段は、インドの炊き込みご飯”ビリヤニ”を作るためのビリヤニミックス。ビリヤニをつくるならこれも便利ですね~。
ダール(ダル)
ヒンディー語で”豆”のこと。

本当に色々な種類があります。ベジタリアンも多いインドでは、タンパク源の摂取に無くてはならない存在。
健康にいいダールカレーに使えることはもちろん、スープにもかなり使えます。
1kg300円の値段設定とか、本当にあり得ない安さですわ~。
冷凍食品 ハラール肉やロティなどパン類
ハラールの定められた規定によって処理されている肉も売られています。
ラム肉やマトン肉など、普通のスーパーには売ってないようなお肉があるのが嬉しいです。

ちなみに、鶏肉なんかもう売られていますが本当に激安なので驚きますよ~。

トルティーヤやチャパティ、ロティといった粉から作られたパンも売られています。
インドでは、ライスよりもパンにつけてカレーを食すのが一般的だったりします。
粉の段階から作るのは大変に面倒ですので、冷凍されたものをを、解凍してサッとフライパンで焼けるのは楽でいいですね。
ピクルス チャツネ
瓶入り加工食品も。

チャツネ:ペースト状の調味料も、カレーの味をグッと深めるのに役立ちます。
マンゴーチャツネが特に有名ですが、ミントチャツネなど、ローストしたチキンにつけてもとても美味しいです。

マンゴーの漬物:マンゴーピクルスなんかもかなり個性的な味で、カレーの付け合わせなどにも重宝します。
タイ料理用ペースト類
グリーンカレーやレッドカレー、また、タイのココナッツパウダーなども売られています。

お米類
インドやパキスタンのお米:バスマティライス、タイのお米:ジャスミンライスなど、インディカ米に分類されるお米を買うならこの店一択です!とにかく安い!
小分けの1kg袋から

3kg, 5kgの大袋まで

店の外にも積まれています。

とにかく安いの何のって。
5kg:1700円~2000円前半で買えてしまいます。
ネットで買うと3000円 + 送料くらいするものばかりなので、本当に激安です!
ただ、持って帰るのだけは大変という問題はあります。。。
他にもこんなものがオススメ
ギー
インドには古くからあるものですが、アメリカのセレブの間で健康食品として話題になったらしいバターオイル。
本来であれば超お高いが、1000~2000円台で購入できる。
ギー(英語:Ghee)は、インドを中心とした南アジアで古くから作られ、食用に用いるバターオイルの一種。乳脂肪製品。ギーは牛乳や水牛の乳や無塩バターなどを煮詰め、水分や蛋白質を取り除いて作られる。主成分は乳脂肪である
。

サモサなどホットスナック
インド版揚げ餃子やパイの様な食べ物、サモサ。インドの屋台軽食の鉄板ですね。

ちょっと小腹がすいたらつまめるので、是非トライしてみてください。
マンゴーパルプ マンゴーラッシーが作れる

缶入り、マンゴラッシーのもとですね。
ヨーグルトと一緒にミキサーにかければ、お手軽にマンゴーラッシーが出来上がるので、これも非常にオススメです!
この他にも、売られている商品を全て挙げたらキリがないので、この辺で終わりにさせて頂きます。
さらにマニアックなものも一杯売られていますので、是非足を運んで体験してほしいです。
最後に
ジャンナット ハラルフードについての記事、いかがでしたでしょうか。
プロの方も御用達で、相当食材を買いに来られています。
本当にスパイスが安くて、趣味でスパイスからカレーを作る方でも心の底から楽しめるアトラクション空間ですよ~。
東京にお住まいの方はもちろん、関東圏にお住まいの方であれば、電車賃を払っても全然元が取れてしまう激安っぷりです。
興味が出てきた方は、ぜひ訪れてみてください。
では、今回もお読み頂き有難うございました!