前回の記事では、タイ料理やハーブティーでおなじみのハーブ【レモングラス】について解説しました。
また、他のスパイス&ハーブについても一覧から確認できますので、そちらもチェックしてもらえると嬉しいです。
今回は、その【キャラウェイ】がどんなジンに使われているのかまとめてみました。
※それぞれのジンに、他にも使われているボタニカルを記載してますが、調べられる範囲内で記載してますので、全てではないことをご了承ください。
※日本と海外のジンを紹介しますが、記事を書いている時点で日本で入手できるジンのみご紹介します。
目次
レモングラスがボタニカルとして使われているジン
Edinburgh Gin エディンバラ ジン
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原産国 | イギリス(スコットランド) |
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43度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカルート、オリスルート、オレンジピール、ラベンダー、マルベリー、松の芽、レモングラス、コブナッツ、ライムピール、カシアバーク、オオアザミ、リコリスルート |
蒸留所 | Edinburgh Gin Distillery |
ウェブサイト | https://www.edinburghgin.com/our-gins/edinburgh-gin |
スコットランドの首都・エディンバラにて、現地で採れたボタニカルを作って作られています。
世界のコンペティションで数々の受賞歴があり、スパイス、柑橘、フローラル、ベリーの全ての味の要素が完ぺきに組み合わされている、本当に美味しいジンです。
Bombay Sapphire East Gin ボンベサファイア イースト ジン
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原産国 | イギリス |
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42度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、コリアンダーシード、リコリスルート、アーモンド、レモンピール、カシアバーク、オリスルート、アンジェリカルート、クベバベリー、グレインズオブパラダイス、レモングラス、ブラックペッパーコーン |
蒸留所 | Bombay Sapphire Distillery |
ウェブサイト | https://www.bombaysapphire.com/us/en/products/bombay-sapphire-east/ |
ジンの銘柄の中でもとても知名度が高いボンベイサファイア。
オリジナルのボンベイサファイアは、アフリカ大陸やアジア、ヨーロッパなど世界中から集められた10種類のボタニカルを使用して作られていますが、その10種類に【タイのレモングラス】【ベトナムのブラックペッパー】を加えて作られたのが、このボンベイサファイアイーストです。
オリエンタル風味が増していて、アジア料理などにとても合う味となっています。
Bobby’s Gin ボビーズ ジン
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原産国 | オランダ |
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42度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、コリアンダー、クローブ、クベバペッパー、シナモン、ローズヒップ、フェンネル、レモングラス |
蒸留所 | |
ウェブサイト | https://bobbysdrygin.com/?age-verified=02e6828f7a |
世界的にもジュネーバー蒸留で有名な地域・オランダのスキーダムで作られているジンです。
1950年台に、インドネシア生まれのJacobus Alfons (Bobby)がジュネーバーを作り始め、その時に作られたボトルを、孫のSebastiaanが2010年台に見つけたことからこのジン作りが始まりました。
インドネシアが始まりということもあり、使われているボタニカルはエスニックなものが多く、スパイシーで爽やかな味わいのジンです。
作り手にもそれぞれに物語があり、それに思いを馳せるのもジンの醍醐味ですね。
Ori-Gin 1848 Strawberry オリジン 1848 ストロベリー
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原産国 | 日本 |
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45度 | |
使われているボタニカル | ジュニパーベリー、イチゴ、ピーチパイン、レモングラス、コリアンダーシード、生姜、月桃リーフ、シークヮサーリーフ、ヒハツモドキ、ミント、紅茶 |
蒸留所 | 瑞穂酒造 |
ウェブサイト | https://www.mizuhoshuzo.co.jp/awamoriblog/2019/06/68-origin-1848-strawberry.html |
日本にもレモングラスが使われているジンがあります。
沖縄那覇市に蒸留所を持つ、1848年創立の老舗の泡盛酒造:瑞穂蒸留所にて作られています。
レモングラス以外にも、シークヮーサーやピーチパインなど南国由来の素材が使われていて、とてもトロピカルな味わいに仕上げられています。
Le Tribute Gin ル・トリビュート ジン
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原産国 | スペイン |
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43度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、カルダモン、レモングラス、バレンシア産オレンジ、セビリア産レモン、グレープフルーツ3種類、キンカン、タンジェリン、ライム |
蒸留所 | MG Destilerias |
ウェブサイト | https://www.letribute.com/#! |
スペインのジンで、ジュニパーベリーとカルダモン以外は、レモングラスも含めれば全て柑橘系という柑橘爆発系ジン。
すごく偏っているように感じますが、夏にジントニックにして飲むと物凄く爽快感を感じられるのでとてもオススメです。
スペイン人の陽気さがとてもよく表れている、太陽の恵みの様なものを感じられるジンです。
Lone Wolf Gin ローンウルフ ジン
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原産国 | イギリス(スコットランド) |
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40度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、グレープフルーツピール、レモンピール、ピンクペッパー、オリスルート、アンジェリカ、メース、カルダモン、レモングラス、カフィールライム、アーモンド、コリアンダー、ラベンダー |
蒸留所 | BrewDog distillery |
ウェブサイト | https://www.brewdog.com/uk/lonewolf-gin |
世界中で最も成功したのではないかと思われるクラフトビールカンパニー・ブリュードッグ。Punk IPAやElvis Juiceなどのビールで有名ですね。
そんなBrewdogもクラフトジンをリリースしています。
スパイスがピリッと効きながらも、柑橘とのバランスもよく、アーモンドの風味も程よいアクセントになっています。
ラベルのイラストと相まって、ワイルドながらもすごく精密な味わいのジンで、めちゃくちゃ美味しいですよ。
Mikkeller Botanical Gin ミッケラー ボタニカル ジン
原産国 | デンマーク |
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44度 | |
使われているボタニカル |
ジュニパーベリー、アンジェリカルート、レモングラス、カルダモン |
蒸留所 | BrewDog distillery |
ウェブサイト | https://www.mikkellerspirits.dk/botanical-gin/ |
高校教師のMikkel Borg Bjergsøと、ジャーナリストのKristian Klarup Kellerによってデンマーク・コペンハーゲンにて設立された、特定の蒸留所(醸造所)を持たない酒造会社です。
レシピを開発して、それを元に蒸留や醸造を依頼するという”ファントムブルワリー”という形式を採っています。
ジンよりもビールの世界で有名で、世界中で愛され続けていて、現在までに2000種類ものビールがリリースされているそうです。
ジンについても、ホップをベースとして心地よい苦みを感じられる、とてもクオリティーが高いものに仕上げられてます。
最後に
今回は、レモングラスが使われているジンのまとめということで記事を書きました。
レモン風味と甘い香りがジンにつけられるので、数多くのジンで使われているボタニカルです。
他のスパイス&ハーブにつきましても同様にまとめてますので、もしよろしかったら、下記一覧からお読み頂けると嬉しいです。
では、今回もお読み頂き有難うございました!