東京でスパイスやエスニック食材を買える場所と言ったらどこが思いつきますか?
私(さっとん)にとっては、山の手線新大久保駅の改札を出てすぐのエスニック食材店がひしめく通り、通称”イスラム横丁”が一番に思いつきます。
そして驚くべきことに、そのイスラム横丁に新しいエスニック食材店がオープンしていました!何と「パキスタン食材」を主に扱っているお店。
今回の記事では、その新規オープンしたてのお店・「ワシン・ナショナルマート」をご紹していきます。
目次
ワシン・ナショナルマートとは
WashinTrasingさんという会社によって運営されているお店で、WashinTrasingさんは、主にパキスタンの食材、製品などを輸入・販売されています。
↓公式のウェブサイトから文章をお借りしています。
私たちのナショナルマートは、パキスタンから直接、最も高級なハラール製品と伝統的な製品をお届けします。過去数年間の私たちの急速な成長は、私たちが市場で実行可能な地位を獲得するのを助け、地元の人々や駐在員のためにより容易なベンチャーを提供するように促しました。
パキスタンという土地柄もあり、イスラム教徒の方々が食べることを許されている「ハラール食材」を扱っています。そして、食材店の他にもレストランを経営もされている様です。
アクセス
いつもスパイスが欲しい時にお世話になっているお店、「ジャンナット ハラルフード」に行ったところ、隣に見知らぬ食材店ができているじゃないですか!(ちなみに、ジャンナット ハラルフードさんについても以前に記事を書いていますので、宜しかったら併せてお読み頂けると幸いです。)
山手線の新大久保駅改札を出てすぐの高架下の信号を渡り、高架に平行している左の一本目の道が”イスラム横丁”。
イスラム横丁に入って100mばかり進むとお店が見えてきます。こんな感じの外観です↓。
そうなんです。以前はハラールレストランの「Embassy HALAL Restaurant」があったのですが食材店に姿を変えておりまして、まだその情報がGoogle mapにも反映されてませんので(2021年9月現在)。行ってみたい方はご注意ください。
売っているもの
まず、店内の全体な内観ですね。入口が手前に二か所あって、両方の入り口から写真を撮ってみました。
他のエスニック食材店の二倍はあろうかという広さ。特に相当奥行きがあり食材も所狭しとならんでいるので、かなり見ごたえあり!
スパイス
一般的にインドカレーに使うようなスパイスがかなり充実してます。このスパイス群につきましては、他のイスラム横丁のお店と品ぞろえ的に遜色はなく、価格帯も同じような印象ですね。
ミックススパイス
WashinTradingさんで輸入取扱いをしているという、「SHAN」ブランドのミックススパイス。
他の食材店で軒並みあつかっているのは「MDH」ブランドが多いと思いますが、この「SHAN」もとても魅力的です。
ガラムマサラから、チキンマサラ、チャナマサラなどなど、かなりの種類のミックススパイスがありますので、お手軽にカレーを作りたいと思った際にはかなり重宝します。
バスマティライス、ポンニライスなどのお米
インドやパキスタン系の料理に欠かせないのが、長いお米のインディカ米。バスマティライスが一番有名ですが、南インドで食されているポンニライスも売られています。
ナン
冷凍のナンも売られています。他のエスニック食材店だともっと薄目のパンのチャパティが主流だったりするのですが、厚めのナンが買えるのが嬉しいですね。
その他の冷凍食品
インドのパイの様な存在の「サモサ」が品ぞろえ豊富です。
もちろん、マトンやラム、チキンなどのハラールのお肉も沢山あります。
タイのレモングラスも冷凍でありますので、タイ料理を作る方も行く価値ありですね。
レトルトカレー
価格帯は200円台~400円台まで。色々なタイプのカレーがあり品ぞろえが良く、これはかなりポイントが高いですね~。
その他の国の食材
インドやパキスタン以外の食材もあり、かなりバリーエーションも豊富なのでとてもありがたいですね。
まずはベトナムの食材から。お米の麺やフォーのスープの素もありますので、フォーを作りたいと思った時にパッと買ってパッと作れるのが嬉しいですね。
アフリカ大陸の各国の食材。これはなかなか他の店では入手できないレアがありますねー。
その隣にマレーシア食材ですね。カルディさんにもちょっと売っていたりしますが、ここまでの品揃えはなかなかないのではないでしょうか。
ここはインドネシアの食材ゾーンですね。こちらもなかなか入手がしづらい国のものですので嬉しいですねー。
その他色々な国の食材と、奥に見えるのはトルコの食材ですね。例えば、トルコのスパイス・スマックなでもおいてありますので、トルコ料理に挑戦したい方は是非ここで入手してみてください。
お菓子
スナック系のお菓子ですね。ナッツやダール(豆)が入ったものも多数あり、とても美味しそうですね~。
ビスケット系の甘いお菓子も充実しています。
ホットスナック
イスラム横丁の中でも、一番の他の店との差別化ポイントと言っても差し支えないのが、この”ホットスナックの充実っぷり”ではないでしょうか。
まず、チキンの一羽丸焼きが売られています。
そしてピザや、その時は品切れ中でしたがサモサなど。
クッキーなどの甘い焼き菓子系の豊富さも凄い!
陳列はされてませんが、ケバブ、ハンバーガー、カレーなどもオーダーできるそうなので、是非トライしてみたいものです。
飲んでみました ファルーダ
ファルーダという飲み物が売られているのですが、お初にお目にかかるもの。写真から見て甘いドリンクというのはわかりますが、エスニック系の甘いドリンクは歯が痛くなるくらい甘すぎるものがあるのも事実。
しかしながら、気になりすぎたので恐る恐るオーダーしてみました。
ちなみに一般的なファルーダは、Wikipediaによると下記の通りだそうです。
ファールーダ(ウルドゥー語: فالودہ、ラテン文字:FaloodaもしくはFaluda)はインドやパキスタン、バングラデシュなど南アジアで非常に人気のある、冷たく甘い飲料である。伝統的な作り方では、ローズシロップ、セヴィヤン、オオバコ (ispaghol)、バジルシード、ゼリー片、タピオカを混ぜ、乳や水、アイスクリームを注いで作る。
出典:Wikipedia
確かにWikipediaに書かれている説明通りっぽい。
恐らく、上から順に、タピオカ的なプチプチしているもの → イチゴジャム→ 練乳 → ゼリー的なもの? → ローズシロップ だと思います。
とりあえず飲んでみると…吸ってもストローに何も入ってこない…。ということで、かき混ぜてスプーンで食べてみました!
うーん、なんとも言えないビジュアルですが…結構おいしい!!練乳がたっぷりなので甘さを恐れていましたが、それほど強烈ではなくほどほどでした。ゼリーの食感も日本とは違い独特です。
異国情緒にあふれる味ですので、ぜひ皆様もトライしてみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
スパイスカレーなどを家で作られる方は、スパイスの入手方法が気になる所だと思います。新大久保に行けばかなりの数のエスニック食材店がありますので、東京在住の方はぜひその異国感あふれる街並みを体験してみてもらいたいものです。
その中でも、ワシンナショナルマートさんは、新らしくオープンしたばかりで他のお店よりもとても綺麗な内装です。また、パキスタン食材からアフリカの食材まで、なかなか他のお店には無い商品のラインナップを持っています。
そして何と言っても、食材のみならずご飯も食べられるということが魅力的!
きになる方は是非足を運んでみてください。
では、今回もお読み頂き有難うございました!
ちなみに、新大久保のスパイスが買えるお店を過去記事でご紹介していますので、そちらも併せてお読み頂ければ嬉しいです。