皆様、唐突ですが↑の国旗がどの国のものかご存じでしょうか?
こんにちは、ジンラバーさっとんです。
わたくしさっとんも、そのような国が存在するということを最近まで知りませんでした。
その国は”ガーンジー”というものです。
そして、その国でつくられたクラフトジンがあまりに美味しいので紹介させて頂きたいと思います。
ガーンジーとは?
まず、ガーンジーという国について調べたので紹介していきたいと思います。
wikipediaから引用します。さらっとお読みいただければと。
ガーンジー代官管轄区(英: Bailiwick of Guernsey)は、ヨーロッパのイギリス海峡のチャンネル諸島に位置するイギリスの王室属領(英: Crown dependencies)である。ガーンジー島、オルダニー島、サーク島、ハーム島、ブレッシュ島、ジェソー島などによって構成され、首都はガーンジー島のセント・ピーター・ポートである。
イギリス王室属領であり、イギリス女王をその君主としているが、連合王国には含まれない。そのため、内政に関してイギリス議会の支配を受けず、独自の議会と政府を持ち、海外領土や植民地と異なり高度の自治権を有している。 欧州連合にも加盟していない。したがって、イギリスの法律や税制、欧州連合の共通政策は適用されない。ただし、外交及び国防に関してはイギリス政府に委任しており、主権国家ではない。
なお、この記事では王室属領としてのガーンジーの他にガーンジー島についても扱う。
公用語 英語、フランス語 主都 セント・ピーター・ポート 最大の都市 不明
ヨーロッパにありますがEUに加盟してなく、また、国家元首はイギリスのエリザベス女王となってますが、イギリス議会の影響を受けない自治区というとても不思議な国です。
人口65,000人、東京の山手線の中と同じくらいの面積の小さな島国。
場所はこちら、フランスと英語の間のイギリス海峡にある小さな島です。
ハエの絵のボトル?ジンができるまで

この国で作られる、少量生産のクオリティーが高すぎるジンが ” BLUE BOTTLE DRY GIN(ブルーボトル ドライジン)”です。
こちらのジンを紹介していきたいと思いますが、一番最初に目を引くのはハエの絵が描かれたボトルだと思います。
この絵には、蒸留者であるマットという人物の思い入れによってデザインされました。
彼は、ガーンジー生まれガーンジー育ちで大学に入学して生物学を勉強していました。
そうこうしているうちに、ケンブリッジ大学から奨学金をもらい、ハエの保全の事業に参加することになったといいます。
そこでスペイン人の研究者たちに囲まれて動物学の研究をしていましたが、その彼らによって、ハエを顕微鏡で覗くと美しいということを知り、また、スペイン人はジンを沢山飲むということを教えられました。
次に、オーストラリアの大学に進学したり、スコットランド:エジンバラの蒸留の学校で学んだりしました。
その後、再びオーストラリアに行きキリンの子会社のライオンビアホール(おそらく銀座のライオンと同系列だと思います)で働きながら、ビールやアルコール飲料作りに情熱を燃やしたそうです。
さらにその後、生まれ故郷のガーンジー島に戻りビールの醸造所を作りました。
そのビールは、国際的な賞を受賞するほどクオリティーの高いものだそうです。
最終的に、長年の夢だったというジン作りに着手したということです。
ハエの絵のデザインは、学生だったころにスペイン人から教わった、ハエの模様に魅了されたということから由来したそうです。
これらの詳細は、英語ですがofficialホームページのブログに書いてありますので、気になったらチェックしていただくと嬉しいです。
blue bottle dry gin officialページ ブログ
完ぺきなバランスの味!探求者の誇り
前述したとおり、蒸留技術者のマットはかなりの探求者の様です。
このジンには、ジュニパーベリーのほかに八種類のボタニカル(スパイス、ハーブ、フルーツなどの材料)が使用されており、それが完ぺきなバランスで調合されています。
下記、輸入者のアイコンユーロパブさんのサイトから引用します。
この会社、わたくしも知らなかったのですが、相当な種類のビールの輸入もしており相当に興味をそそられました。
クラフトジンは、イギリスとフランスの間に位置するチャンネル諸島「ガーンジー」に所在するスリーフィンガーズ蒸留酒製造所で、厳選された植物を使用して一本一本丁寧に造られています。
伝統的なジュニパー(セイヨウネズ)がしっかり香りつつ、主張しすぎない絶妙なバランス。ハリエニシダからくる、ココナッツやバニラを連想されるようなトロピカルなアロマ、ナツメグの甘みと微かなクベブペッパーのハーモニーは、通も肯く逸品です。
全てのボトルにはボトルナンバーとバッチナンバーがそれぞれ記載されています。
マットは、夏のある日にガーンジーの沿岸の崖でハリエニシダの香りを感じて、それを元にジンを作ろうと決心したそうです。
最初は20種類のボタニカルから試作を始めたそうですが、5つのレシピまで絞られそこから最終的に現在のレシピに昇華されたそうです。
彼のお酒造りの探求の証として、次の言葉がテーマとされています。
“look for beauty everywhere : いかなる場所でも美の探求”
本当の探求者によって作られたジン、美味しくないわけがない。
ボトルデザイン

ボトルも物凄く美しいんです。
マットが美しさを発見したというハエ、その絵の下には”ARTISAN DRY GIN”の文字が。
”ARTISAN”は”匠の技”という意味なので、本当にこだわっているということがうかがい知れます。
横から見ても美しい。地中海などの海を思わせるような澄んだ青。

裏面も綺麗ですが、特別感のある”バッチナンバー”もジンファンとして嬉しい!


SMALL BATCH GINですので一回の製造で少量しか作らなく、その中の一回の製造の311本目のボトルという意味だと思います。
大量生産品ではない特別感が、コレクターとしての心をくすぐりまくりです。
テイスティング・ノート
口に含むと、まずシトラス感の華やかさを感じます。
そして、その次にペッパーやナツメグなどのスパイス感。
最後に、甘さが鼻に抜けてくるという三段構えの様な味ですね。
華やかさ / スパイシーさ / 甘さ のバランスが物凄く高いクオリティです。
本当に複雑な味でありながら飲みやすく、飲んだ後も口の中に爽やかさが残ります。
個人的には、我が家にあるジンコレクションの中でも10本の指に入るくらい好きです!
本当に美味しい!
最後に
本日は、あまり日本人が知らない国 ”ガーンジー” で作られたクラフトジンを紹介させて頂きました。
個人的に本当に好きなジンです。
完ぺきな味のバランス、ボトルも美しい、ラベルのデザインも変わっている、そして職人によって作られた少量生産のジン。
皆様も、通っているジンバーなどがあり、見つけられたら絶対飲んでほしいジンの一つです。
アマゾンでも購入できますので、気になる方はチェックしてみてください。
では、今回も最後までお読み頂き有難うございました!
また、美味しいジンがあったら紹介していきたいと思います。