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スパイス&ハーブ解説 【ローズマリー】ボタニカルに使われているクラフトジンまとめ

さっとん
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こんにちは。ジンラバーさっとんです。

前回の記事では、【ローズマリー】について解説しました。

また、他のスパイス&ハーブについても一覧から確認できますので、そちらもチェックしてもらえると嬉しいです。

今回は、その【ローズマリー】がどんなジンに使われているのかまとめてみました。

※それぞれのジンに、他にも使われているボタニカルを記載してますが、調べられる範囲内で記載してますので、全てではないことをご了承ください。

※日本と海外のジンを紹介しますが、記事を書いている時点で日本で入手できるジンのみご紹介します。

ローズマリーが使われているクラフトジン

The Muff Liquor Company Potato Gin マフリカーカンパニー ポテトクラフトジン

 

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原産国 アイルランド
  40度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、ローズマリー、グレープフルーツ、エルダーフラワー、レモン、マンダリン、その他

蒸留所 Greenall’s Distillery
ウェブサイト https://www.boodlesgin.com/

とても珍しい、ジャガイモをベーススピリッツとしたジンです。

20世紀の初頭、ジャガイモ農園を営んでいたPhilip McClenaghanという人物が、ジャガイモを食べるだけに飽き足らず、蒸留してお酒を造ることはできないかと思ったのがその始まりです。

現在はその孫によって酒造が引き継がれており、そのレシピは一家の者が知るのみとなっております。

ジャガイモのスピリッツを蒸留した後に、ボタニカルを一晩漬けこんで翌日に再蒸留、そしてボトリングされる前にシャンパンのエキスを加えて作られているとのことです。

世界的なコンペでも数々の受賞歴があり、アイルランドを代表するジンの一つでしょう。

Panda Gin パンダ ジン

 

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原産国 ベルギー
  40度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、ライチ、チェリー、ローズマリー、チャイニーズバジル、オレンジピール、スターアニス

蒸留所 Radermacher Distillery
ウェブサイト https://www.panda-gin.com/

世界で初めて、ライチをシグネイチャーボタニカルとして使用したジンとして有名です。

また、ボトルに’BIO’と書かれているように、環境に配慮して作られたオーガニック素材のみを厳選して使られたジンです。

そして、ヨーロッパでも有数の綺麗な水と呼ばれている、ベルギーで最大の自然保護区・ハイフェンズの清流で汲まれたものを使用しており、素材の隅々にまでこだわり尽くされています。

ライチベースということで通常のジンとは味わいが違いますが、ライチやチェリーなどの甘みがバランスよく配置されていてとても美味しいジンです。

Boodles Gin ブードルス ジン

 

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原産国 イギリス(スコットランド)
  43度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、アンジェリカシード、カシアバーク、キャラウェイシード、ナツメグ、ローズマリー、セージ

蒸留所 Greenall’s Distillery
ウェブサイト https://www.boodlesgin.com/

英元首相のチャーチルなど、そうそうたる面々が属した紳士クラブ:ブードルズクラブがその名の由来です。

チャーチル英国首相も、このジンで作られるマティーニを好んで飲んでいたということで、歴史のある由緒正しいジンです。

「減圧蒸留」という変わった蒸留方法を取られていて、とてもキリとした味わいに仕上げられてます。

Hinata Gin ヒナタ ジン

 

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原産国 日本
  47度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、日向夏(宮崎産)、ヘベス(宮崎産)、キンカン(宮崎産)、シナモン、カルダモン、コリアンダーシード、カモミール、レモンバーム、クローブ、スペアミント、山椒、ピーマン(宮崎産)、八角、ローズマリー、フェンネルシード、生姜(宮崎産)、黒ごま

蒸留所 京屋酒造
ウェブサイト https://shop.kyo-ya.com/

創業から180年以上の歴史を持つ、宮崎県の老舗酒造・京屋酒造によって作られています。

地元・宮崎産の日向夏、ヘベス、キンカンといった柑橘系が前面に出ながら、フローラルやスパイス感もある、とても味に広がりのあるジンです。

桜尾ジン ハマゴウ

 

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原産国 日本
  47度
使われているボタニカル

広島のボタニカル:ハマゴウ、ローズマリー、不知火、ラベンダー、緑茶、スペアミント

海外のボタニカル:ジュニパーベリー、アンジェリカルート、リコリス、コリアンダーシード、バニラビーンズ、キャラウェイシード

蒸留所 Sakurao Distillery
ウェブサイト https://www.sakuraodistillery.com/sakurao/hamagou2020.html

広島の世界遺産:宮島に自生しているハマゴウ(浜辺に生育する海浜植物)を中心のボタニカルとして作られているジン。

広島産のボタニカルと、海外から取り寄せられたボタニカルがバランスよく使われています。

ジンとしてのクオリティーが高いのはもちろんのこと、日本の素材を使うことによって”和”を感じさせるので、和食にペアリングで合わせる際にも非常に良いジンです。

Mil Gin ミル ジン

原産国 アイルランド
  42度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、アーモンド、バジル、ベルガモット、オリーブ、アイリス、ローズマリー、タイム、グーズベリー

蒸留所 Pearse Lyons Distillery
ウェブサイト https://milgin.com/

アイルランド、ゲール民族の父と呼ばれる神話上の人物「軍神・ミル」からその名が採られて、ラベルに描かれている髭のおじさんもその人物です。

ちなみにこミルlですが、スペインのあるイベリア半島からアイルランドに渡ったということもあり、それを象徴するように、地中海のボタニカルを使用して作られているジンです。

アイルランドと言えば、日本よりちょっと寒いかなというくらいの気候ですが、このジンは地中海の太陽を感じられる様な、とても華やかな味を持っています。

数々の受賞歴を持ってますので、世界中で認められているジンです。

Tanqueray No. Ten Grapefruit & Rosemary Gin タンカレーNO.10 グレープフルーツ&ローズマリー ジン

 

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原産国 イギリス
  45.3度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカルート、リコリスルート、ライム、オレンジ、カモミール、ローズマリー、グレープフルーツ

蒸留所 Cameronbridge Distillery
ウェブサイト

世界四大ジンの一角、タンカレーブランドの上位ボトルがタンカレーNo.10です。

そのNo.10の限定ボトルで、シトラスを全面に押し出したバージョンが、グレープフルーツ&ローズマリージンです。

タンカレーNo.10にも使われていたグレープフルーツがより強調され、ローズマリーもとてもよく香ってきます。

シトラスでフローラルながら、味わいはタンカレーのキレの良さをきちんと残しているという、間違いなく美味しいジンですね。

 Makar Glasgow Gin マカー グラスゴー ジン

 

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原産国 イギリス(スコットランド)
  43度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、フレッシュレモン、フレッシュローズマリー、ブラックペッパー、コリアンダーシード、リコリス、カシアバーク、アンジェリカルート

蒸留所 Glasgow Distillery
ウェブサイト https://www.glasgowdistillery.com/our-spirits/makar-gin

スコットランドの都市、グラスゴーにて作られているジンです。

’Superior juniper-led Gin’ とラベルに書いてある通り、様々なボタニカルが使われていながら 、ジュニパーベリーの風味が前面に押し出されています。

また、完成までに合計7回も蒸留するとのことですので、雑味が無くとてもすっきりした味わいで、ほのかに香ってくるスパイスも非常に心地良い、心の底から美味しいジンです。

Gin Mare ジン マーレ

 

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原産国 スペイン
  40度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、オレンジ、レモン、コリアンダーシード、カルダモン、オリーブ、スイートバジル、ローズマリー、タイム

蒸留所  The Gin Mare distillery
ウェブサイト https://www.ginmare.com/

https://ginmare.tr-market.jp/

スペインの地中海の海外沿い、Costa Brava と Costa Doradaという二つの海外の間にある小さな漁村で作られているジンです。

ボタニカルにオリーブや、スイートバジル、ローズマリー、タイムなどのハーブが使われており、’Mediterranea(地中海) gin’の名の通り、とても地中海を感じさせるジンです。

作り手も、忙しい時間に追われるよりも、地中海の様なゆったりした時間を感じるためにこのジンを作ったとおっしゃっているので、まさに、夏の夜のゆったりした時間に飲むのに最適なジンと言えるでしょう。

最後に

今回は、ローズマリーが使われているジンのまとめということで記事を書きました。

ローズマリーをジンにボタニカルと使うことによって、爽快感を感じることができとても香り高くなるので、数多くのジンに使われています。

ヨーロッパではこのハーブがとても生活に根付いてますので、ジンの発祥であるヨーロッパの感覚を感じるのにもとても良いですね。

他のスパイス&ハーブにつきましても同様にまとめてますので、もしよろしかったら下記一覧からお読み頂けると嬉しいです。

では、今回もお読み頂き有難うございました!

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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