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RTD (Ready to drink) ジントニックのマーケットが世界中で急伸! 日本でもカバランジントニック缶が発売開始。

さっとん
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こんにちは、ジン愛が止まらないさっとんです。

最近、ようやく重い腰を上げてツイッターを始めてみたのですが、そのタイムラインに気になる投稿がどんどん投下されて来ていました。

その内容とは”RTDジントニック”についてです。

カバランといえば、ウイスキーも全世界的に評価されている台湾の蒸留所。

ジンもリリースしているメーカーさんですので、私(さっとん)はもちろんジン関連でカバランはチェックしてました。

そのカバランが缶入りのジントニックをリリースしていて、日本でもついに発売開始とのことです。

しかしながら、探しに出歩き20店舗以上スーパー、コンビニ、酒屋などを巡ってみてもどこにも売られていません。

さっとん
さっとん
本当に普通にセブンに売っているのか。。。どこ行っても売ってないんだが。。。ツイッターで買ったと言っている人たちはどこで入手したんだ?

もう、気になり始めると止まらないので、カバランジントニック缶は飲めてませんが、インターネットで調べてみると海外ではRTDが急伸しているらしいので、色々と動向を調べてみました。

 

そもそもRTDとは

英語で Ready to drinkの意味。すでに飲む準備ができているという意味で”すぐに飲めるお酒”ですね。

本当は、ペットボトルの紅茶なども厳密にいえばRTDなのですが、日本国内では、狭義でお酒のことを言います。

ジンに限らずウイスキーや焼酎もそうでですが、そのままのストレートという訳ではなく、ソーダやトニックなどで割られた状態でボトリングされた飲み物ということになります。

今ではすっかり市民権を得ているチューハイやハイボールなども、RTDの範囲に入れられますね。

その2つのお酒がかなり品数も多いこともあり。海外から見ても日本のRTD(酒)のマーケットは巨大と捉えられてます。

しかし、その二つ以外のRTDはそれほど普及していないなというのが、個人的な正直な感想ですね。

 

ここ数年で急伸?海外のRTD

海外では、RTDカクテルやRTDスピリッツと言われています。

日本の市場に対し、海外、特に英国ではここ数年でRTDがかなり普及してきています。

下記の記事を見つけたのですが、2021年から2028年の間、世界的にRTDの市場が年率12%で伸びる見込みとのことです。

The global ready to drink cocktails market size was valued at USD 714.8 million in 2020 and is expected to grow at a compound annual growth rate (CAGR) of 12.0% from 2021 to 2028. The growing demand for flavored drinks with low alcohol content due to rising health concerns is anticipated to drive the market over the forecasted period.

https://www.grandviewresearch.com/industry-analysis/ready-to-drink-cocktails-market

ジンやテキーラのRTDドリンクの伸びが素晴らしいらしく、近年、海外では缶入りのジントニックがかなりの数リリースされているようです。

 

気になり始めたら気になってしょうがない性質のわたくしさっとん。

ということで、海外で販売されているRTDジントニック(ソーダも含む)を調べられる限り調べてみました。

※ 海外のメディア、メーカー公式インスタグラムアカウント、メーカー公式サイトなどから引用してます。

※ 日本でボトルが輸入されて流通しているジンのみに焦点を当てております。他にも大多数のジンがRTDになっておりますが、キリがなくなるので、少しでも私たち日本人に馴染みのあるボトルのみご紹介します。

 

英国のRTDジントニックをリリースしているメーカー

調べた限りでは、英国のジンメーカーがかなりRTDに力を入れてきている印象です。

まず先に、英国でRTDを作っているメーカーを紹介したいと思います。

ビフィーター

ビフィーターは、以前にも瓶入りのRTDを販売していた様で、2015年頃には日本でも発売されていた模様ですね。

今年になって、新たにデザインされ3種のRTD缶が発表されています。

Beefeater-gin-cans

Beefeater has created a trio of RTD cans: London Dry Gin and Tonic, Pink Strawberry Gin and Tonic, and Blood Orange and Tonic.

The trio of new products also includes Beefeater London Dry Gin and Tonic, and Beefeater Blood Orange and Tonic.

出典:Spirits business

タンカレー

The new pre-mixed drinks from Tanqueray join the fast-growing RTD market

Tanqaueray London Dry Gin and Tonic and Tanqueray Flor de Sevilla Distilled Gin and Tonic will be available in the UK off-trade from the end of May.

出典:Spirits business

 

ボンベイサファイア

ボンベイサファイアも、2020年3月に第一弾のジントニック缶をリリースした後、現在では3種類まで販売している模様です。

Bacardi unveils new RTD Bombay Sapphire products

Bacardi unveils new RTD Bombay Sapphire products

出典:Foodbev

ゴードン

もちろん、ゴードンもRTDをリリースしてます。

ゴードンは種類も多く、マティーニやアルコールフリージントニックまでも缶入りで発売してます。

 

タンカレー、ゴードン、ビフィーター、ボンベイのビッグ4は全てRTDをリリースしてますね。

しかも、今年に入ってフレーバーの種類もかなり増えているので、かなり各社ともRTDに力を入れてきているようです。

それでは下記、その他にもRTDをリリースしている英国メーカーがあるのでご紹介します。

サイレントプール

サイレントプールも今年に入ってからRTDをリリースしていました。

華麗なデザインはそのままに、使われているトニッックウォーターは、オーダーメイドでサイレントプールジンに完璧に合う様に作られたということです。

 

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ローンウルフ

ローンウルフジンのジントニックは、数年前にも旧デザインで作られており、日本でも入手できた様ですが、新デザインでも英国で発売されてました。

 

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ポートベロロード

1740年台から続いているバーによって自家蒸留されている、こちらもクオリティーがとても高いジン。

2018年にRTDがリリースされていたようですね。

 

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オピアー

スパイスが効いているジンの代名詞としてよく語られるオピアージン。

こちらもボトル入りでリリースされています。

 

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フォレストジン

なんと”コケ”や”シダ”がボタニカルとして使われている、まるで森の中に香りを吸っているような感覚になるジン。

とても個性的な味わいですが、本当に美味しくて好きな一本です。

こちらは、トニックウォーターではなくソーダ割との表記です。

 

 

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ブルームジン

設立から250年の歴史を持つと言われている、英国最古の蒸留所によって作られるジン。

直近、今年5月にRTDをリリース。

 

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エデンミル

英国に入れるかどうか迷いましたが、スコットランドからエデンミルジン。

なんと、12種類のフレーバーをリリースしてます。

 

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英国以外のRTDジントニックをリリースしているメーカー

英国以外でもRTDジンのマーケットは広がりを見せています。

アイルランド ミルジン

このデザインがなんとも凄いのですが、このおじさんは神話上の戦士とのことです。

アイルランドのジンですが、地中海産のボタニカルを使って作られています。

アメリカ アリアジン

アメリカのオレゴン州はポートランドで、バーテンダーさんによって作られたジンです。

トニックもオーダーメイドで、アリアジンに完璧にマッチするように作られたとのことです。

 

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マンリースピリッツ オーストラリアジン

オーストラリアはシドニーから。

受賞歴もかなりある実力派のジンです。

このジントニックには甘味料が入れられていなく、ギルトフリー、ローカロリーのジントニックです。

Manly Spirits RTD
RTD and Premix
Manly Spirits launches new gin & tonic RTDs

 

日本 ジャパニーズクラフトジン樹々

最後に紹介する一品、明治元年に創業された老舗の酒蔵:濵田酒造さんによって作られているジャパニーズクラフトジン”樹々”。

日本でも販売されていたのですね。存じていなくて申し訳ありません。

この様な形で売られていたのは嬉しいですね。

トニックウォーターではなくソーダ割なので、あっさりした味わいとのことです。

樹々(JUJU) スパークリングじゅじゅ すぱーくりんぐ

本格米焼酎と厳選ボタニカルが生んだ国産ジンが爽快な飲み口で手軽に楽しめる!

・独自製法:「香り酵母仕込み」の本格米焼酎に由来するやさしく上品な香りと、丁寧に抽出した厳選7種のボタニカルの調和がとれた「ジャパニーズ・クラフトジン樹々(JUJU)」。本格焼酎の蔵元から誕生したこの国産ジンの芳醇な香味を、お手軽にお楽しみいただくために開発したのが「樹々(JUJU)スパークリング」です。

出典:濱田酒造さん公式サイト

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

本当にざっとですが、インターネット上で調べて見つけたRTDジントニックをご紹介しました。

本当に氷山の一角に過ぎなく、他にも世界中に沢山の種類があり、しかも日々新しい商品が生み出され続けています。

この流れは、世界中でどんどん加速していくはずです。

日本では未だ市民権を獲得していませんが、冒頭にお話ししたカバランを皮切りに、日本にRTDジントニックがどんどん入って来て、店頭に並ぶような世界を心待ちにしてます!

そして、日本の各メーカーもできれば作ってくれないかな~というのが、個人的な願望です。

 

もし、「RTDジントニック他にもあるよ~」などの情報がありましたら、どんどんお寄せください。

では、今回もお読み頂き有難うございました!

 

 

 

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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