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スパイス&ハーブ解説 【クミン】エスニック料理でおなじみのスパイス

さっとん
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こんにちは。さっとんです。

今回の記事では、特にカレーなどのエスニック料理に欠かせないスパイス、クミンについて解説していきます。

クミンとは

英語表記:Cumin

地中海東岸、中東、インドなどに生息するセリ科の植物で、20-40cmの高さまで育ちます。

その花から採られた種を乾燥させると、カレーなどに使われるクミンシードとなり、おおよそ5-6mmの楕円形の形をしています。

他のスパイス・キャラウェイシードやフェンネルも同じような形をしてますので、注意が必要です。

クミンの香りを嗅ぐだけで、「あ、インドカレーの香りだ」となるくらいインド料理にはお馴染みのスパイスで、インド以外でも、中東や地中海の料理でも良く使われているスパイスです。

味の特徴としましては、スパイシーでほろ苦い香りと軽い柑橘系の風味を持ち、少々の辛みを感じます。

クミンの歴史

 

4000年以上も前から人類によって使用され、古代エジプトやシリアで使われていたことが歴史の調査で判明してます。

エジプトでミイラを作る際などにも使用されていました。

ミイラに使われることからわかるように防腐作用があり、また、食中毒防止消化不良にも効くとして重宝されてきました。

中世には、ギリシャやローマなどの地中海沿岸でさかんに育てられてましたが、現在では、インドからヨーロッパ、北米まで広い地域で栽培されています。

クミンが使われる料理

  • インドカレー

まずぱっと思いつくのが、インドカレーですね。

クミンの香りを嗅いだだけでカレーを連想させるような、カレー作りには欠かせないスパイスです。

  • フムス、ファラフェル、シシカバブなどの中東料理

中東料理にもかなりの頻度で使われます。

ひよこ豆をすり潰してペースト状にしたフムスにもスパイスが練りこまれていますし、ひよこ豆をすり潰してから油で揚げるコロッケのようなファラフェルにも、同様にスパイスが使われています。

また、ラム肉などを串焼きにするシシカバブにも、表面にまぶされるスパイスとしてクミンが使われます。

  • サラダにも使える

炒ったクミンシードをサラダに振りかけるだけで、エスニック風味のサラダが出来上がります。

ニンジンを千切りにして、酢やその他の調味料と和えたキャロットラペにも。クミンシードをまぶせば一味違ったものになります。

  • メキシコ料理にも

メキシコ料理にも、シードを挽いてパウダーにしたクミンパウダーが良く使われています。

上記写真は、タコスの定番:豚肉を煮込んでほぐした料理カルニタスですが、クミンパウダーがアクセント付けとして使われることがあります。

同じように、メキシコ風のアメリカ料理:Tex-Mex (テックス・メックス)でも、使われていたりします。

例えば、ひき肉と豆(レッドキドニー)を煮込んで作られる料理:チリコンカンなどにも、スパイスの配合に加えられます。

最後に

日本人にはあまり馴染みがありませんが、世界中で使われているスパイス・クミン。

ちょっとエスニック風味を付けたいと思った時に使ってみると、予想以上の効果がお手軽に得られるスパイスです。

とりあえず少量からでもいいので、試してみるととても面白いと思います。

 

では、次の記事では、クミンが使われているジンを紹介していきたいと思います。

また、他のスパイス&ハーブについても解説しておりますので、下記一覧のページからチェックしていただけるととても嬉しいです。

今回もお読み頂き有難うございました!

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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