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スパイス&ハーブ解説 【ジュニパーベリー】ジュニパベリーが際立って感じられるクラフトジンまとめ

さっとん
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こんにちは。ジンラバーさっとんです。

前回の記事では、ジンに必須で使われていなければならないスパイス【ジュニパーベリー】について解説しました。

また、他のスパイス&ハーブについても一覧から確認できますので、そちらもチェックしてもらえると嬉しいです。

通常のスパイス&ハーブが使われているクラフトジンまとめでは、あ

今回は、その【ジュニパーベリー】が際立って感じられるクラフトジンをまとめてみました。

※それぞれのジンに、他にも使われているボタニカルを記載してますが、調べられる範囲内で記載してますので、全てではないことをご了承ください。

※日本と海外のジンを紹介しますが、記事を書いている時点で日本で入手できるジンのみご紹介します。

ジュニパベリーが際立てって感じられるクラフトジン

Xoriguer Gin ショリゲル ジン

 

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原産国 スペイン
  38度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー

蒸留所 Xoriguer Gin Distillery
ウェブサイト https://www.xoriguer.co.uk/#home

ザ・ジュニパーが際立っているジンと言えばショリゲルジン。

というのも、このジンにはボタニカルにジュニパベリーしか使われていません

ボタニカルを増やしていって複雑味を増していくジンが多くなってきたこのご時世に、ジュニパーオンリーという清々しさ。

スペインの地中海に浮かぶ島・メノルカ島で作られたジンで、Ponsファミリーという一家によって営まれている蒸留所です。

ベースとなるスピリッツはブドウ由来のもので、そのスピリッツを作る際にすでにハーブが調合されているらしく、Ponsファミリーしかそのレシピを知らないという門外不出のジンです。

ベーススピリッツが通常のジンと違うので、蒸留する際のボタニカルはジュニパーオンリーにも関わらず、とても深い味わいがするジンです。

また、蒸留の際に10分に1回は味見をして、蒸留後はオーク樽に入れられて熟成させるということですので、とても丹念に作られています。

地元・メノルカ島では伝統的なお酒としてとても愛されているそうです。

Mascaro 9 Gin マスカロ ヌエベ ジン

 

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原産国 スペイン
  40度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー

蒸留所 Destil·leriaMascaró
ウェブサイト https://www.mascaro.es/en/distilled/gin9/

こちらもショリゲルジン同様、スペインにて作られるジュニパーオンリージン

ファミリービジネスという点も同じで、Mascaroファミリーによって作られています。

マスカロ社は1945年に創立された長い歴史を持つ酒造ですが、ワインやカヴァ(スペインのスパークリングワイン)などを主力商品として、他にもブランディーやリキュールなども蒸留しています。

もともと、ジュニパーフレイバーのお酒も造っていたとのことですので、ジン作りに関しても得意分野とのことですね。

こちらのジンも、ジュニパーそのものを感じるにはうってつけのジンです。

ジャパニーズジン 和美人 -武蔵-

出典:武蔵屋さんのサイト

原産国 日本
  50度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー

蒸留所 本坊酒造マルス津貫蒸溜所
ウェブサイト https://store.musashiya-net.co.jp/products/detail/13973

明治5年創業、焼酎を中心としてワインやウイスキーなどを製造している、鹿児島の老舗酒造:本坊酒造によって作られています。

本坊酒造のオリジナルのジン:和美人はジャパニーズクラフトジンの中では有名な銘柄ですが、今回の和美人-武蔵-は、ジンラバーにはお馴染みの酒販店:武蔵屋による監修のもと作られています。

ベーススピリッツは米由来のもので、こちらのジンもボタニカルはジュニパーオンリーです。

しかし、前述のスペインの2本とは違い、アルコール度数が50度ありますので、よりジュニパー感がガツンとくるとても美味しいジンです。

Kingsbury Victorian Vat Gin  キングスバリー ビクトリアンバット ジン

 

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原産国 イギリス
  50度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、他非公開

蒸留所 Kingsbury & Co., Ltd インディペンデント・ボトラー(独立瓶詰業者)
ウェブサイト https://www.jisys.co.jp/item/brandyspiritsliqueur/23.html

ジンラバーの間で、ジュニパーを感じたい時に飲むジンという話になった時に、必ず話題にあがるのがこのジン。

「ダブル・ジュニパー」という製法が特徴的で、通常のジンの2倍のジュニパーベリーを使って作られます。

他にもボタニカルは入っているはずですが、ジュニパー感が前面に出てきますので、ジュニパー風味が大好きなジンラバーの中ではとても人気の高い一品です。

Sipsmith VJOP Gin シップスミス VJOP ジン

 

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原産国 イギリス
  57度
使われているボタニカル

ジュニパーベリー、オリス、リコリス、アンジェリカルート、カシアバーク、シナモン、コリアンダー、レモンピール、オレンジ、

蒸留所 The Sipsmith Gin Distillery
ウェブサイト https://sipsmith.com/product/v-j-o-p/

https://www.suntory.co.jp/wnb/sipsmith/

Sipsmithには、通常のロンドンドライジンも存在しますが、こちらはアルコール度が57度と高いネイビーストレングスタイプのジンです。

VJOPは、「Very Juniper Over Proof Gin」の略で、アルコール度が高くジュニパー感を強く感じさせるという意味です。

通常の3倍のジュニパーベリーを使用しており、そのジュニパーベリーを漬け込み→蒸留までのプロセスの間に、3回に分けて投入しているという念の入れようです。

とてもジュニパーベリーが薫り高いジンで本当に美味しいですよ!

最後に

今回は、ジュニパベリーが際立って感じられるジンのまとめということで記事を書きました。

ジュニパーベリーはジンにとっては必須ですが、それぞれのジンの蒸留所にとって、ジュニパーをどのくらい感じさせるか、どの様に風味を出しているか、また他のボタニカルと組み合わせた時にどの様な味になるかなど、その扱いがもっとも大切なテーマとなっています。

色々なジンを試してみて、ジュニパーベリーの風味の違いを感じるのもジンを楽しむ醍醐味ですね!

他のスパイス&ハーブにつきましても同様にまとめてますので、もしよろしかったら、下記一覧からお読み頂けると嬉しいです。

では、今回もお読み頂き有難うございました!

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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