さっとんブログ スパイスカレーとクラフトジン生活 
~最高のペアリングを求めて~
クラフトジン

あまりに個性的で美味しいクラフトジンに出会ったので紹介します! オーストラリアの Applewood gin (アップルウッド・ジン)

こんにちは。ジン愛が止まらないさっとんです。

先日、緊急事態宣言前にクラフトジンバーに行き、あまりに美味しすぎるジンで出会いました。

アップルウッド・ジンというオーストラリアのジンです。

その美味しさと個性的さに度肝を抜かれまして、さっそく購入もしてしまいした。

 

その後、嫁がインスタにアップする目的で色々調べましたが、、インターネットで調べてもあまりに情報が出てこないということでした。

嫁
なんかこのジン、日本で売ってはいるけど全然情報があらへんわ。調べて。
さっとん
さっとん
え~、じゃあアップルウッドのサイト行って調べてみたら~?
嫁
調べてんけどあまり詳しく載ってない。しかも、ボタニカルがようわからんのばっかりや。
嫁
調べて。
さっとん
さっとん
へーい。じゃ、調べてみます。

確かに、このジンはもの凄く美味しいけど、味が正体不明なんです。

どのジンとも違うというか。

ということで好奇心がわいてきたので、拙い英語能力ながらも海外サイトを調べて情報を探しました。

同じようにアップルウッド・ジンに魅せられた人や、気になっていた人たちの手助けになれば、また、アップルウッドジンをより知ってもらいたいという願いを込めて書いていきます。

アップルウッド・ジンとは その歴史

 

出典:applewood蒸留所 official site

 

Applewood蒸留所は、オーストラリア出身のBrendan Carterとその妻Laura Carterによって作られました。

もともと、BrendanとLauraは共にワイン醸造を学んでいて、始めはワイン醸造所を作るっことから始まったとのことです。

Brendanのワイン醸造にかける熱意はとても高く、フランス・シャンパーニュ地方に行ってワイン醸造を学び、その後、オーストラリア・アデレードの大学でブドウ栽培とワイン醸造学を学びました。

そこで農学を先行していたLauraと出会い、すぐに意気投合して、大学の学位を取ると同時にワイン醸造所:Unico Zelo wineryを設立しました。

醸造所の場所は、オーストラリア南部の大都市アデレードの近くの丘陵地帯:アデレードヒルに設けられました。

アデレードヒルは、ふもとの暖かさと丘の上の寒冷な気候が季節と共に移り変わっていき、ブドウづくりに最適な場所とのことです。

そしてapplewoodの名前の由来ですが、その場所はリンゴの産地としても最適とのことでその名前が付けられました。

2人のお酒造りに対する情熱はものすごく、ワインを作りながらもその他のお酒造りも並行して行っていました。

2011年には蒸留器を入手していて、2012年から蒸留を始めていたとのことです。

翌2015年には、ジンやリキュールを作るapplewood蒸留所を設立し、ワインと並行してジンもリリースするようになりました。

地元で獲れた原材料を使うという強いこだわりを持っていて、地元農産業と密接に関わりながら、現在では7種類のフレーバーのジンをリリースしています。

プラム、アップル、サンゴのジンなど、どれもクオリティーが高いとのことです。

 

使われているボタニカル

アップルウッド蒸留所のサイトと、オーストラリアのジンの酒販サイトに記載がありましたので、その3つから引用させて頂きました。

ボタニカルは、地元オーストラリアの伝統や文化に根差しているものが使われています。

20種類のボタニカルが使われているそうですが、特徴的なものの詳細を調べてみました。

A BOTANICAL-RICH PROFILE OF RARE DESERT LIMES, NATIVE WATTLESEED AND AROMATIC PEPPERMINT GUM LEAF AMONGST 20 FRESH AND SUSTAINABLY FARMED INGREDIENTS, HANDCRAFTED TO REFLECT THE SITES AND SOILS FROM THE LAND WE BELONG TO – FOR THE LIFESTYLE AND CULTURE WE ENJOY IN AUSTRALIA

出典:applewood蒸留所 official site

 

下記2つは、applewood蒸留所の公式情報ではなく、オーストラリアの酒販サイトの情報なのでどこまで信じていいのかわかりませんが、とりあえず参考にしてみました。

お酒の販売サイトですので嘘はないとは思いますが、本家公式ではないので何とも言えないところです。

43% ABV). A uniquely Australian Gin with 18 Botanicals: The Juniper is locally grown. Lemon myrtle, Tasmanian pepperberry leaf, bush tomatoes, desert limes, blood limes, cardamom and cassia bark. Our favourite gin. Gold medal in Australian Distilled Awards and Silver in San Francisco Spirit Awards. Best served with Tonic, garnished with Fresh Finger Limes and Wild Thyme or Fresh Orange and Lemon Thyme.

出典:https://www.gintonica.com.au/applewood-gin/

 inspired by Spring-time in the Adelaide Hills, distilled from grape-based spirit and composed of the following botanicals: Juniper Berries, Coriander Seed, Angelica Root, Ginger Root, Lemon Myrtle, Earl Grey Tea, Lavender, Vanilla, Cardamom, Macadamia, Lemon and Orange PeelApplewood Distillery

出典:https://www.princewinestore.com.au/shop/index.php/category-list/liquor/spirit/applewood-gin-500ml.html

 

  • WATTLESEED ワトルシード :

オーストラリアで自生するアカシアの木の種。オーストラリアのスーパーフードです。ローストしたコーヒーの様な香りを持ち、若干のスパイシーさと、レーズンやチョコレートの様な甘みを持ちます。

  • PEPPERMINT GUM LEAF ペパーミント・ガムリーフ:

オーストラリア南部で自生するミントの木の葉っぱ。こちらもオーストラリアのスーパーフードで、アロマとしても使われていて、リラックスや消化器に効果があるそうです。甘いミントの味と香りを持ちます。

  • Tasmanian pepperberry leaf タスマニアン・ペッパーベリーリーフ :

オーストラリアの南部の寒冷な地方で自生するベリー系の植物の葉っぱ。かつては、歯茎の痛みや歯磨き粉など医療用として使われました。現在は、そのペッパー系の風味から料理用のスパイスとして使われているそうです。

  • bush tomatoes ブッシュトマト

オーストラリア産のミニトマトの様なトマトの品種。砂漠に自生していて、強い太陽光によって秋ごろにはドライトマトのようになり、味はキャラメルの様な甘さでとても香り高いそうです。

  • desert limes デザートライム

オーストラリア南部の砂漠で自生するライム。普通のライムよりも辛みと強烈な酸味があります。

  • blood limes ブラッドライム

オーストラリア連邦科学産業研究機構によって作られた、マンダリンオレンジとフィンガーライムのハイブリッド柑橘。実まで赤いライム。酸味が強いながらもライムよりも香り高いとのことです。

 

特徴的なボタニカルについて調べましたが、アデレードのあるオーストラリア南部固有のボタニカルがふんだんに使われています。

ブラッドライムは近代に作られましたが、その他は、古代からアボリジニの知恵によって伝統的に受け継がれている食材が使われています。

 

再度テイスティング

最初に飲んだ時やその後に飲んでもあまりに正体不明でしたが、調べてから飲むと、あ~となりました。

わたくしさっとんは、お恥ずかしながらボタニカル詳細を知りながらジンを飲むと、「あー、確かに~の味がするね」とか言ってしまう人なので、まだまだ修行が足りないと実感です。

ブラインドで、何の知識もないとこからボタニカルを当てられるくらいになりたいものです。

では、ボタニカルを踏まえて再度テイスティングをしてみました。

  • 香り:確かにライム系の柑橘の香りが強いですね。そして、ミント系のハーバル感もとてもいい感じです。
  • 舌で感じる味:最初にじんわりと甘みがきて、次にスパイシーさがガツっと来ますね。香ばしさも感じます。
  • 最後に鼻に抜ける香り:森の香りの様なすがすがしいハーブ感を感じられます。

美味しいのはもちろんとして、すごく味の表情が瞬間瞬間に変化していくような複雑な味です。

一つ一つの味が個性的でありながらスイスイ飲めてしまうという、ジンとしてのバランスがとても高いものになっています。

うーん、個性的でありつつ素晴らしい美味しさのジンです。めちゃくちゃ好きです!

受賞歴も凄い

下記の受賞歴があります。

もの凄い有名どころで金賞を取っているという、本物の証明ですね。

AWARDS:

GOLD – SAN FRANCISCO WORLD SPIRITS COMPETITION 2020

GOLD – NEW YORK WINE & SPIRIT COMPETITION 2017

GOLD – AUSTRALIAN DISTILLED AWARDS 2017 

SILVER – SAN FRANSISCO SPIRIT AWARDS 2017

 

最後に

オーストラリアの蒸留所、applewood蒸留所とそのジン。

歴史が長くない蒸留所ながらも、急成長して今ではオーストラリアの代表的な蒸留所となっています。

日本で購入はできるのですが、なかなか日本で紹介されているサイトが見当たらなかったので、なんとか調べてみました。

同じようにこのジンが好きな人の手助けになればと切に願います。

また、全てのジンラバーに飲んでもらいたい一本です。ぜひ、見かけたらトライしてみてください。

では、今回もお読み頂き有難うございました。

また美味しいジンにであったら、どんどん紹介していきたいと思います。

 

 

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ABOUT ME
さっとん
嫁と共にクラフトジン沼にハマっているアラフォー料理男子。 2人でジンを買い続けて、家のコレクションはついに200本超え。 カレーも好きで、日々、スパイスカレー作りや、スパイス・ハーブにてついても研究してます。
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